「展示場以外に訪れたい場所」シリーズの4回目は「大規模イベント」。いわゆる催し物ですが、それはまるで「博覧会」のような内容であり、住まいづくりの様々な要素を一度に知ることができます。住友林業三井ホームなどが実施しています。ここでもモデルでは得られない貴重な体験ができる場です。

これまでシリーズでご紹介してきた工場や体験学習施設は、主にプレハブ系ハウスメーカーによるものです。一方、住友林業や三井ホームには基本的に大規模な生産施設がありませんから、このようなイベントで技術や性能、提案の多様性などをアピールするのです。

住まい博

住友林業の「住まい博」に展示された実物大の構造躯体。手前に「ビッグフレーム構法」、奥に木造軸組の「マルチバランス構法」の建物が並んでいる

会場は、首都圏でいうと東京ビッグサイト(東京都江東区)や幕張メッセ(千葉県幕張市)などが使われることが多いです。ご存じのように、様々な業種や企業の展示会などに使われることが多いですから、その規模が博覧会のようになるのは何となくイメージしていただけると思います。

住友林業は「住まい博」の呼称で10年以上前から開催しています。首都圏のほか、名古屋や大阪でも同様の施設を使い、毎年延べ数人の来場があるビッグイベントです。また、三井ホームのイベントは「住まいと暮らしのEXPO」。会場は首都圏だけですがこちらも10年以上の開催実績があり、同様に毎年数多くの来場者を集めています。

最新の住まいづくりの情報、展示が一堂に!

いずれのイベントにも、実物大の構造躯体(外装材や内装が取り付けられていない状態で!)が数棟建ち並び、それを取り囲むようにして部品や各種素材、技術や提案内容の各種ブースが用意されます。

構造躯体内部

建物内部に入ることができ、各種パネルはもちろん、スタッフによる詳しい説明を聞くことで、モデルハウスにくらべ理解を深めることができる(住友林業の「住まい博」、クリックすると拡大します)

実物大の躯体では、内部に入ってどのような施工が行われており、そこにどんな工夫や性能が隠されているのか、詳しく紹介されます。必要であれば説明する係の人を捕まえて、より詳細な内容を聞いて確認することができます。

こうしたことは、通常モデルハウスでは体験できないことですから、皆さんの理解度はぐんとアップします。例えば起振装置なども置かれ、免震装置付きとそうでない通常の状態では揺れの具合がどの程度異なるのかを、実際に体験することも可能です。

会場にはこのほか、関連会社の事業(リフォームなど)を紹介するブースや、キッチンやバス、トイレ、内外装材、太陽光発電システムなど設備・建材メーカーのブースも多数出展していますから、現在の住まいづくりのトレンドを確認する場所としても、私たち消費者にとって有益な場所といえるでしょう。

いずれにせよ、住まいづくりに関する様々な展示が一堂に会していますから、じっくりと回れば一日中、家族連れで楽しむことができます。次のページでは住友林業の「住まい博」と、三井ホームの「住まいと暮らしのEXPO」について見所をもう少し詳しく見ていきましょう。