サブスリーを目指す制限時間4時間大会

どうせ数時間の道路封鎖を伸ばすだけで数千人~1万人のランナーを走らせることができるのですから、どのマラソン大会も市民マラソン型になってほしいとは思う一方で、仮装ランナーなしのひたすら記録を目指す真剣なレースが展開される大会も消えて欲しくはないというのが本心です。

特に制限時間4時間の大会は、サブスリーを目標に精進している市民ランナーには恰好の大会です。大会はすべて公認コースを走る公認大会なので、もちろん記録は公認記録となります。定員が少ないのでスタートロスが少ないですし、同程度のレベルの参加者が多いので引っ張ってもらえるという利点もあります(間違えるとオーバーペースになりますが)。

サブスリーを達成したら制限時間3時間30分

サブスリーを達成したら、次ぎに出場したいのが制限時間3時間30分レベルの大会。ここでもまれて2時間50分、2時間40分という次の目標に向かうというのがオーソドックスな道程でしょう。

そして記録のレベルが上がると、選手に対する待遇もよくなってきます。東京マラソンは別格にして賞金が出るレースもありますし、上位入賞者の海外レース派遣もインセンティブになります。スペシャルドリンクが置けたり、さらに入賞レベルになると招待もされるようになります。更衣室ではなく控え室が用意されるようになってくるわけです。

資格を満たせば必ず出られる

マラソン大会としては、参加料も最近の傾向からすると低廉で、申し込み期限内に定員に達するということもまずありません(定員なしという大会も少なからずあります)。のんびりマイペースの完走もいいのですが、エリートレースにはそれなりの羨ましくなるような特典がランナーを魅了してやまないのです。

※参加資格の公認記録は、フルマラソンの公認記録だけでなく、30km、ハーフ、10kmについても設けている大会がありますが、マラソンの記録だけを記載しました。
※大会要項は変更されることがあります。正確な情報は必ず大会本部に問い合わせるか大会公式ホームページでお確かめ下さい

>>次ページから憧れの9マラソン大会を紹介!


【第3回横浜国際女子マラソン大会】
横浜国際女子マラソン大会公式ホームページ

横浜国際女子マラソン大会公式ホームページ


東京国際女子マラソンに代わって誕生。第2回大会は今年2月20日に実施されましたが、開催が11月に変更になり、今大会は同じ年の2度目の大会になります。第2回大会は世界陸上の代表選考を兼ね、1位の尾崎好美(第一生命)と2位の中里麗美(ダイハツ)が代表の座を射止めました。往復コースで記録は出やすいでしょう。間もなく申し込み締め切りです。
[開催日]
平成23年(2011年)11月20日(日)
[参加料]
5000円
[参加資格 関門制限時間]
要陸連登録19歳以上の女性限定
要マラソン3時間以内公認記録
[その他]
スペシャルドリンクは2時間50分以内の記録保持者のみ
[募 集]
2010年(平成22年)8月29日(月)~9月15日(木)

【第24回大田原マラソン】
大田原マラソン大会公式ホームページ

大田原マラソン大会公式ホームページ


http://www.city.ohtawara.tochigi.jp/docs/2013082773067/
第23回大会より2周コースを1周コースに大幅変更。
[開催日]
平成23年(2011年)11月23日(水・祝)
[定員 参加料]
4000人 4000円
[参加資格 関門制限時間]
陸連未登録者も可 男女 4時間以内
[その他]
日本では珍しい賞金大会で、大会記録を更新して優勝した場合、強化育成費50万円 女子30万円(日本国籍を有する者限定)を支給。過去の記録は男子:2時間14分53秒 女子:2期間35分58秒。
平成20年10月1日以降の大会で「男子2時間30分以内」、「女子3時間00分以内」の記録をもつ競技者が自己申告すれば、選考の上、上位記録者数名程度を優待選手と認め、招待選手並みに宿泊所を提供するというのも珍しく、上位入賞者若干名のパリマラソン派遣などスピードランナーを集めようという積極姿勢が表れています。
東日本にはこの制限時間の大会が少なく、サブスリーを狙うには絶好の大会です。
公認記録証発行(登録者のみ)
[募 集]
2011年(平成23年)8月31日(水)まで

【第65回福岡国際マラソン選手権大会兼ロンドン五輪代表選考競技会】
福岡国際マラソン大会公式ホームページ

福岡国際マラソン大会公式ホームページ


http://www.fukuoka-marathon.com/
瀬古や宋兄弟、中山らの名選手が数々の名勝負を繰り広げてきた大会です。ゲブレセラシエも軽々と優勝しましたし、ロンドンマラソンに優勝したツェガエ・ゲベデが2時間5分18秒という国内最高記録を出した第63回大会の記憶も新しいところです。
Aグループが従来のエリート部門。Bグループは58回大会より拡充された部門ですがそれでも市民ランナーとしてはエリートレベルです。より高みを目指す市民ランナーにとって福岡出場、そして完走は大きな目標です。
[開催日]
平成23年(2011年)12月4日(日)
[定員 参加料]
5000円
[参加資格 関門制限時間]
要陸連登録 男子限定19歳以上
Aグループ マラソン2時間27分以内
Bグループ 2時間42分以内
[その他]
関門 30kmまで3分54秒/kmペースだが35kmまでの5kmは4分/km、40kmまでの5kmは4分6秒/kmとわずかに緩くなる。びわ湖毎日とは好対照。
スペシャルエイドはAグループのみ
[募 集]
2011年(平成23年)9月1日(木)~ 9月30日(金)

【第42回防府読売マラソン大会】
防府読売マラソン大会公式ホームページ

防府読売マラソン大会公式ホームページ


http://www.city.hofu.yamaguchi.jp/soshiki/41/
伊藤、高岡をはじめとするマラソンの強豪選手を輩出したカネボウ陸上競技部の地元に誕生し、新人の登竜門と目されている大会です。第39回大会より関門時間が緩められ参加者が増えましたが、そう混み合うこともなくサブスリーを狙うにはうってつけの大会です、
[開催日]
平成23年(2011年)12月18日(日曜日)
[定員 参加料]
定員なし 5000円
[参加資格 関門制限時間]
陸連未登録者も可 男女 4時間以内
[その他]
スペシャルドリンクは2時間25分以内の記録保持者に認める。仮装不可。給食なし。
公認記録証発行(登録者のみ)
サブ種目の10kmも男子39歳以下、男子高校生は38分以内、男子40歳以上と女子一般、女子高校生は45分以内と厳しい。いずれも陸連登録者に限る。
[募 集]
2011年(平成23年)10月31日(月曜日)まで

【第31回大阪国際女子マラソン】
大阪国際女子マラソン大会公式ホームページ

大阪国際女子マラソン大会公式ホームページ


http://www.osaka-marathon.jp/
大阪城内の急激なアップダウンが名物でしたが、第30回大会よりコース変更で高速化しました。1位赤羽由紀子、2位伊藤舞は、世界陸上代表に。
大阪マラソンが誕生し、大阪国際女子マラソンはどうなるのか気になりましたが、従来通りに開催されるようです(2011年9月2日現在第31回大会については細部未発表です)。
[開催日]
平成24年(2012年)1月29日(日)
※以下参考(2011年大会)
[定員 参加料]
5000円
[参加資格 関門制限時間]
要陸連登録 女子限定 マラソン3時間15分以内の公認記録
[その他]
カトリン・ドーレ、ロレーン・モラー、ロザ・モタ、リディア・シモン、ローナ・キプラガト、キャサリン・ヌデレバ、浅利純子、野口みずきといったきら星のごとき選手たちがフィニッシュテープを切った華やかな伝統を持っていますが、このところちょっと記録も落ち込み気味。野口みずきの大会記録2時間21分18秒をしのぐような白熱したレースを期待したいところです。
[募 集]
未定

【第61回別府大分毎日マラソン大会】
別府大分毎日マラソン大会公式ホームページ

別府大分毎日マラソン大会公式ホームページ


http://www.betsudai.com/
山田敬蔵、広島庫夫、貞永信義、寺澤徹、君原健二といった日本マラソン界黄金時代の名選手が覇を競ってきた伝統の大会「ベッタイ」。中山竹通が「これからは君の時代だ」とでもいうように森下広一(バルセロナ五輪で銀メダル)の尻をぽんと叩いて遅れていったシーンも忘れられません。本大会が若手の登竜門といわれるのを象徴するレースでした。
[開催日]
平成24年(2012年)2月5日(日)
※以下参考(2011年大会)
[定員 参加料 参加資格 関門制限時間]
エリートの部 2時間30分以内 要陸連登録 20歳以上男女 5000円 定員なし
サブ3の部 3時間以内 要陸連登録 20歳以上男女 5000円 定員なし
一般の部 3時間30分以内 未登録も可(公認コースでの記録が必要) 20歳以上男女 7000円 定員1000人
[その他]
エリートの部のみスペシャルドリンクを置けます。
制限時間が3時間30分で、中間点の関門時間が1時間45分ですから、ぎりぎり通過にはぴったりのイーブンペースということになりますが、海岸線のコースで風の強さが展開を左右します。
[募 集]
2010年12月24日(金)まで

【第49回延岡西日本マラソン】※参考(2011年大会)
延岡西日本マラソン大会公式ホームページ

延岡西日本マラソン大会公式ホームページ


http://www.city.nobeoka.miyazaki.jp/contents/kyouiku/hoken/nishinihon/index.html
旭化成が日本のマラソン、駅伝界を席巻していた時代に旭化成の地元に誕生したマラソン大会です。福岡国際、別府大分毎日と合わせて九州三大マラソンのひとつ。有名選手も多数出場しますが、宮崎県知事だった東国原英夫氏が出場して話題になりました。2010年の大会は3時間23分45秒で関門セーフ。
[開催日]
平成23年(2011年)2月13日(日)
[制限時間 定員 参加料]
制限 40km 3時間20分
[参加資格 関門制限時間]
18歳以上(高校生不可)陸連登録男子 記録による出場制限なし。
[その他]
完走するには3時間30分以内の力が必要でしょう。コースは折返し。
[募 集]
未定

【第66回高知マラソン】
高知マラソン

高知マラソン


http://kochi-sk.co.jp/k-marathon.htm 現在閉鎖中ですが間もなくオープン!
昭和21年11月10日に新憲法公布記念として始まった大会、びわ湖毎日に次ぐ歴史を持っています。
[開催日]
平成24年(2012年)02月26日(日)
[定員 参加料]
5000円
[参加資格 関門制限時間]
要陸連登録 高校3年生可 40km:3時間10分
[その他]
優勝者だけですが20万円の賞金があります。高校生(3年生に限る)でも出場できる大会というのも珍しいでしょう。
スペシャルドリンク可。
[募 集]
2012年(平成24年)1月27日 (金)必着

【第66回びわ湖毎日マラソン大会】
びわ湖毎日マラソン大会公式ホームページ

びわ湖毎日マラソン大会公式ホームページ


http://www.lakebiwa-marathon.com/
東京マラソン、福岡国際マラソンと共に五輪や世界陸上の代表選考レースとなっています。今に続く日本最古の大会で、国際陸連のロードレースのランク付けでは、東京マラソンに先んじてゴールドラベルを獲得している国際的評価の高い大会です。
[開催日]
平成24年(2012年)3月4日(日)
※以下参考(2011年大会)
[定員 参加料]
5000円
[参加資格 関門制限時間]
要陸連登録 19歳以上男子限定
マラソン 2時間30分以内 ~10000m31分00秒以内
関門 40km 2時間30分
[その他]
15kmから関門がありますが、20km関門が1時間10分(3分30秒/km)、40km関門が2時間30分なので、20~40kmを1時間20分(4分00秒/km)とかなり前半厳しく、後半緩くなっています。これがくせもので、参加資格ギリギリの力では、20kmの関門通過が困難であり、もしムリして通過できたとしてもその疲れのために完走は果たせないという事態に陥ります。イーブンペースで走るとしたら、関門制限ギリギリでも必然的に2時間27分の記録が出ることになります。出場資格のタイムから推定する以上に厳しいレースを覚悟しなければならない大会なのです。
[募 集]
未定

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