グレッシャー・エキスプレス(氷河特急)

氷河特急

ランドヴァッサー橋を通る氷河特急 画像提供:スイス政府観光局www.myswiss.jp

グレッシャー・エキスプレス(氷河特急) 氷河にちなむ鉄道路線と言えば、まずグレッシャー・エキスプレス(氷河特急)が有名。ツェルマットとサンモリッツの約270キロを、8時間ほどかけて移動する特別列車です。平均時速は35キロ以下。山深い山岳地帯を縫うように走るため、「世界一遅い特急列車」とも呼ばれています。

ローヌ氷河

フルカ峠付近から見るローヌ氷河 画像提供:スイス政府観光局www.myswiss.jp

ツェルマットとサンモリッツのちょうど中間付近に、ローヌ氷河があります。これはヨーロッパ三大河川のひとつ、ローヌ河の源流になっている氷河。「氷河特急」の名前はこのローヌ氷河からつけられました。

列車はローヌ氷河の付近でトンネルに入ってしまうため、車窓から氷河を見ることはできません。氷河を見るためには、中間駅のアンデルマットで途中下車、フルカ峠を越えるバスを利用します。

標高2400mを越えるフルカ峠は、夏季の約3カ月だけオープン。バスの本数も限られているので、時刻表をよく調べて計画を立てましょう。

 

フルカ山岳蒸気鉄道

フルカ山岳蒸気鉄道

SLファンにはたまらない魅力 画像提供:スイス政府観光局www.myswiss.jp

グレッシャー・エキスプレス(氷河特急)がトンネルで通過する区間を、蒸気鉄道が走っています。レアルプからフルカ峠付近を経て、オーベルワルトまで結びます。所要は約2時間。SLに乗りながら、ローヌ氷河の景観を楽しむことができます。地元の鉄道ファンによるボランティアを中心に運営されているため、主に夏期の週末に運行されます。要座席予約。

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ベルニナ線

ベルニナ線

対岸にはカンブレナ氷河が湖面付近まで迫る 画像提供:スイス政府観光局www.myswiss.jp

スイス東南部、サンモリッツから国境を越えてイタリアのティラーノまで結ぶのが、ベルニナ線。氷河を見るには絶好の路線です。標高2,000mを越えるベルニナ峠付近を走り、モルテラッチ氷河、カンブレナ氷河、パリュ氷河と、ベルニナ地方の氷河が車窓から次々に現れます。

イタリア語で「白い湖」を意味するラーゴ・ビアンコは、ベルニナ線のハイライト。氷河の作用で白色に染まる湖の対岸にはカンブレナ氷河が迫り、列車は湖沿いをゆっくりと進みます。

サンモリッツ~ティラーノの中間駅、アルプ・グリュムを過ぎると、列車は一気に高度を下げ、気温もぐんぐん上昇します。氷河が迫る雪の世界から、椰子の木も茂る南国の世界へ移動。わずかの間に変わるこの見事なコントラストも、ベルニナ線の魅力です。

サンモリッツから終点のティラーノまでは、片道約2時間30分。時間に余裕がない場合は、中間駅のアルプ・グリュムで折り返しても良いでしょう。夏の観光シーズンは、通常の列車に加え、一日数本のベルニナ特急も運行されています。

詳細はこちら>>>ベルニナ線/スイス・レーティッシュ鉄道


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