創業100年を迎えた東京都交通局

保存車両

「都電おもいで広場」に保存されている全盛期の車両

2011年8月1日、東京都交通局は創業100年を迎えた。1911(明治44)年のこの日、東京市(当時)は電気局を開局し、路面電車事業と電気供給事業を開始した。路面電車は、東京電車鉄道、東京市街鉄道、東京電気鉄道の3つの路面電車会社を統合して事業を行っていた東京鉄道株式会社を市営として引き継いでのスタートだった。まだ、公営のバスも地下鉄もない時代だったから、今の交通局で最古参は路面電車ということになる。

都電荒川線も100周年

専用軌道

道路を走らないのが生き残れた理由だ


 
ところで、都電荒川線は最初は王子電気軌道という私鉄として、奇しくも電気局誕生と同じ年の1911年8月20日に飛鳥山上(今の飛鳥山)~大塚間の区間で運転を開始した。荒川線が東京市電に編入されたのは、1942年と遅かったが、他の路線が廃止されたあとも存続し、唯一の都電としてめでたく開業100周年を迎えたのである。


東京の交通100年博

東京の交通100年博

東京の交通100年博


 
都営交通100周年ということで、東京・両国にある江戸東京博物館では、「東京の交通100年博」を開催(2011年7月14日~9月10日)し、節目の年に過去を振り返ることにした。貴重な写真、資料、物品を見ることができるが、本物の車両展示が目玉である。

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