待望のレッドライン完成!

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フルブローグのヴィタス レッドライン30万1000円/クレマチス銀座 TEL:03-3563-8200

クレマチス銀座は、靴と鞄のオーダーメイドの専門店で、真摯なモノ作りの姿勢には定評があります。今回紹介したいのが、靴職人の高野圭太郎さんの手掛ける十分仕立ての靴です。つまり出し縫いも手で縫ったハンドソーン・ウェルテッド製法で縫われた靴です。

中でもおすすめしたいのが、昨年末から展開している“レッドライン”というモデルで、赤く塗られたコバとヒールが特徴です。写真では分かりにくいですが、丸コバと平コバを併用した二段コバになっています。

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ヒールも自然な赤に染まっています。

使用されている赤は、非常に深みのある赤で、黒のアッパー(甲革)とのコントラストがなんとも美しいです。赤といってもペンキで塗ったようなマットな赤ではなく、濃淡のある自然な雰囲気に仕上がった赤というのがポイントでしょう。

レザー製のアウトソールでは、ときどきカラフルな色に塗られたものを見かけます。高野さんによると、アウトソールに色をつけるのは比較的簡単で、コバなどの側面を赤く塗る方が大変らしいのです。試行錯誤の末、ようやく完成した特殊な染料で色出ししているわけです。

次のページではもう1足ご紹介しましょう。

ビジネスでもさり気なくアピールしたい

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サイドエラスティックのミュール レッドライン。価格29万6250円。コバとヒールが美しい赤に染まっています/クレマチス銀座 TEL:03-3563-8200

前回取材したチーニーの共同経営者ウィリアム・チャーチ氏によると、ロンドンのビジネスマンは現在でも黒靴が多いそうです。中でも最も保守的なキャップトウ(ストレートチップ)が主流だとか。やはりビジネス靴の基本色は黒なんですね。

おそらく日本のビジネスマンは、茶系の靴が好きなイタリア人よりも、保守的な黒靴派のイギリス人に近い感覚を持っていると思います。ちなみに私は職業柄、スーツよりもジャケット&パンツスタイルが多いので、カジュアルな茶系の靴が多いです(笑)。

そこで提案です。濃い目のネイビーのスーツに、あえてストイックな黒靴を合わせて、コバとヒールのレッドラインだけで、さりげなく主張してみては? すべての色を抑えることで、かえって赤のインパクトが強くなりますね。

特に脚を組んだときにチラッと見える印象はセクシーです。あと、脱がない限りわかりませんが、ライニングまで赤にするのも楽しいです。男の隠れた愉しみといったところでしょう。

【SHOP DATA】
クレマチス銀座
住:東京都中央区銀座1丁目27-12 銀座渡辺ビル2F
休:火曜
営:11時~19時
TEL:03-3563-8200
HP:www.clematis-ginza.com
※2011年8月1日~2011年8月31日までは作業に専念するため基本的に店舗はお休みです。来店の方は事前に連絡すれば対応してくれます。要予約ということです。

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