今年はあっという間に梅雨が明け、早くも夏到来!という感じですね。サマービューティ計画もそこそこに、週末はプールに行こうかなあ、ナイトに遊びに行こうかなあ、イイ男いるかなあとワクワクしている方も多いはず(脳内BGMはKARAの『GO GO サマー!』)。きっと「ひと夏の恋」もたくさん生まれることでしょう。

そこで、All Aboutとしてはちょっと大胆でチャレンジングな企画なのですが、今回はセックスを特集してみたいと思います。と言っても、ゴトウがセックスの仕方をレクチャーするなんてありえません(みんな萎え萎え。別名いやがらせとも言います)から、ゴトウなりにゲイセックスのいろいろについてお送りしたいと思います。

セックスはよいものです

ちょっと唐突ですが、「日本はセックス負け国」という記事で、世界の国々と比べ、日本はセックスの回数、満足度、重視度、すべてにおいて最低だということが言われています。なぜこうなるのでしょう? 日本人の国民性だと言ってしまえば簡単ですが、ゴトウは性解放が進んでいないせいだと思っています。性ははしたなくて汚らわしいもの、後ろめたくて隠しておくべきもの、という旧態依然とした道徳観が猛威を振るっているのです(性教育教材が「不適切」だとして撤去されたり乱交パーティが摘発されたり、信じられないことが未だに起こっています)。若い世代(やゲイ)の間ではだいぶ変わってきていると思いますが、年配の方などの間では、かなり「いかん!」という考えが根強いと思います。

僕ら日本のゲイは、世間の人々の、性的なことへの嫌悪感(セックスフォビア)と同性愛嫌悪(ホモフォビア)、二重の偏見の目(白眼視)にさらされてきました。なので、まるで悪いことでもしてるような後ろめたさに苛まれる人も多かったと思います。
ゴトウも昔はそうでした。後ろめたくて人には絶対言えない…そう思ってた時代は、新木場で武器を持った人に襲われかけたり(2000年にはバッシングによる殺人事件もありました)、レイプされそうになったり、勝手に口の中に出されたり、いろんなトラブルに巻き込まれました。そのうちだんだん「ゲイでいいじゃん」「別にセックスって悪いことじゃないじゃん」って自信が持てるようになってから、ちょっと行動に気をつけようとか、自分を大事にしようと思えるようになってきたのです。

昔ゲイ雑誌にこういう漫画が載っていました。ゲイたちが言葉も交わさずセックスをする暗がりに初めて足を踏み入れた男の子が、本当にキモチいいセックスにめぐりあって、最後に、満足げな笑顔を浮かべながら「僕は、ゲイだ」と言うのです。さりげない作品でしたが、大好きでした。
ハスラー・アキラ『売男日記』イッシプレス

ハスラー・アキラ『売男日記』イッシプレス


僕の大事な友達であるハスラー・アキラくんの『売男日記』という本をぜひ読んでほしいと思います。奥さんも子どももいる年配の方(つい最近まで、ほとんどのゲイの人は偽装結婚を余儀なくされていました)や、たまたま性的に恵まれなかった方など、いろんなお客さんが来ます。彼らは、本当の自分を取り戻したり、「生きてるって感じがする」瞬間としてセックスを心からの歓びと感じています。ただの性処理ではない、魂の交流のようなエピソードが綴られています。僕のある友達(自殺を考えたことがあったそうです)も読んで号泣した、救われたと語っていました。セックスは人の命を救ったりもするのです。