金融庁から発信された、老後資金が公的年金だけでは2000万円不足するという、いわゆる「2000万円問題」が注目を集め、これからしっかりお金を貯めていかなければと考える人も多いようです。

 
貯金1000万円を貯める方法

貯金1000万円を貯める方法


いきなり2000万円だとハードルが高いかもしれませんので、退職金などで1000万円は何とかするとして、今回は残りの1000万円をこれから作るにはというお話しです。

本気で1000万円を貯めるには、いくら貯めていけば目的額に達するかという「逆算」と、そのために必要な毎月の貯蓄が可能かどうかの「検証」が必要です。

異なった表現をすると、「逆算」は貯蓄のペースを知るため。「検証」は毎月無理せず積立をしてゴールに到達できるかの判断をするためです。その両方の確認と決心がついたら行動あるのみです!
 

10年間でお金を1000万円貯めるためには

毎月いくらずつ貯めていけば10年後に1000万円に到達するのかを計算してみましょう。

利息がゼロの場合なら・・・
10,000,000円÷10年間÷12ヶ月=83,333円です!

毎月の貯蓄額が8万円以上になります。「よ~し今月からがんばる!」とは簡単には言えない金額ですが、ここであきらめる訳にはいきません。

毎月は高額の貯蓄はきついという人は、ボーナス時に20万円ずつ、毎月5万円で年間100万円になります。とは言え、ボーナスは業績の影響などで変動が大きいし、住宅ローンのボーナス払いもあるし・・・、というのも現実です。

では、ただ貯めるだけではなく、お金にもより効率的に働いてもらうことが出来たらどうでしょうか?

ボーナスの積立はせずに、毎月積立の場合で、利率が仮に複利3%でだったら、次のような計算になります。

毎月6万円、年間で72万円、10年間で720万円の積立が、利息を合わせると税引き後で8,130,080円になります。まだ1000万円には届きませんね。

上記と同じ形で、利率が複利6%だったら、積立総額720万円に対して、10年後の総額は9,196,949円です。1000万円には少し及びませんが、途中でボーナス時などに少し追加していけば、十分に1000万円超えを目指せます。

「1000万円は無理」とあきらめるより、資産運用の勉強をして、リスクの低減対策を図りつつ、行動を起こす方がよほど良いように思えてきます。

では、次にいつから行動を起こすか?ということについて見てみましょう。
 

これからの人生のどこでがんばる?

例えばこれから30年後に定年を迎えるとして、その間のどこかでお金の蓄えを増やすとしたら、どこでがんばりますか?

<前半でがんばる人>
前半に全力投球で貯蓄をしている間はキツイこともありますが、早く蓄えを作ってしまえれば、その後は利息などで楽になります。目標額到達後も余力があればさらに貯蓄を増やせます。気持ちとしては一番安心できる形です。

<ずっと同じペースでがんばる人>
ムリせず同じペースで長い時間をかけてコツコツ蓄えを積み立てていきます。積立期間が長いので、途中で予定外の収入減少や支出の増加があると、積立が予定どおりに続けられない可能性が出てきます。

<後半でがんばる人>
「後で頑張る」「後は何とかなる」というのは、今の社会情勢や経済環境の中では黄色信号です。『将来は年収も上がっているだろう』『退職金で帳尻を合わせる』『公的年金があるから大丈夫』という気持ちもあるかもしれませんが、どれも不確定要因もあり心もとないです。

やはり確実性を高めるなら、前半でしっかり自力でがんばるという気持ちと行動が必要です。そんな気持ちがあれば10年間で1000万円の蓄え作りは十分に実現可能です。

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