スペイン/スペインの通貨・物価・予算・両替

スペインの両替事情 どこで両替するのがお得?

過去には1ユーロが170円台だったこともありますが、近年は120円台で落ち着いている傾向があり、ユーロ圏への旅行も少しお得になりました。スペイン旅行の前に、現金・カード・トラベラーズチェックはどれがベスト? 空港・現地でレートが良い両替所は?など、旅行前にどのように両替をするのがお得か、予習してみましょう。

秦 真紀子

執筆者:秦 真紀子

スペインガイド

スペイン旅行のお金、現金? カード? トラベラーズチェック?
ベストな方法は

両替商

両替商も銀行も会社によって手数料をレートに含んだり含まなかったり様々

スペイン旅行の際、どのような方法でお金を持っていくのが便利で安全でしょうか。まず避けたいのは、トラベラーズチェック。一般的に流通していないので、大手のデパート以外利用できないことが多いよう。カード1枚で手軽に……というのも実はちょっと危険です。スペインといえばタパスやバルですが、小さなバルなどはカードを受け付けてもらえません。お店でも「30ユーロ以上からカード利用可」など制限がある場合もあります。

ということで現金がベストですが、現金を大量に両替して、盗難の危機にさらしたり、たくさん余って旅行後にまた円に両替し直すのも面倒なもの。ですのでおすすめは、カードと現金の併用です。「もしかして途中で足りなくなるかも……」というくらいの金額を両替して、カードが利用できる場所(大きなレストランやデパートやブランドショップなど)には現金はあまり持って行かず、カードを使いましょう。ちなみにアメリカン・エキスプレスは受け付けないお店があるので要注意。

観光名所を回ったり、バルに行ったりするときには、両替した現金を全額持ち歩くのはやめましょう。最悪の事態ですが、盗難にあった場合の被害が少なくすみます。


スペインでの両替

ATM

旅行者だけでなく、地元に人にもかなり定着しているATM機

ではその両替、日本でするのとスペインでするの、どちらがお得かというと、ずばり日本です。

スペインで両替する場合、銀行か両替商で行えます。ですが両替商、銀行どちらもレートはいいけれど手数料が高い、もしくは手数料が含まれているためレートが悪い場合があります。

ただし、銀行は土・日曜が休みで平日は8時15分から14時までしかオープンしていません。対して両替商は、365日9時から翌日2時まで営業しているので便利。ちなみにバルセロナでは両替商は、ランブラス通り(Googleマップ)に集中しており、他の観光名所付近には少ないのでご注意を。

できれば日本の空港で両替しておいたほうがいいでしょう


スペインの空港の両替は?

スペインの空港での両替所は、銀行の空港窓口なので、レートや手数料は街中の銀行と変わりません。ユーロが日本で用意できなかった場合は、到着時に空港で両替してしまうのもいいでしょう。バルセロナのエル・プラット空港T1内の銀行ラ・カイシャは毎日7時半~22時まで開いています。Global Exchangeという両替スポットも4つあります。ただ、予告なしにストをしたり営業時間が変わることがあるので、空港の銀行をあてにせず、最低でもホテルまでの交通費くらいは用意しておきましょう。タクシーなら40~50ユーロくらいを目安に。

また、国際キャッシュカードで銀行のATM機を利用してみるというのも一手です。バルセロナやマドリードのような大きい街には至る所に銀行の支店があり、その外にATM機が備わっており、24時間、VISAやJCB、AMEXなど多種のカードで利用可能。言語も英語が選べるので、スペイン語が分からなくても大丈夫です。ただ、換算レートはよくなく、一度の引き出しに手数料もかかります。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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