プロに「強み」と「弱み」をズバリ聞いてみました

今回は複数の評価基準を設けることなく、ダイレクト自動車保険各社の「強み」と「弱み」という2つの切り口のみで保険選びのプロFPにヒアリング。各社の特色を探ってみました。特徴がはっきり現れているので、保険会社の「色」がよくわかります。以下にその色をまとめてみました。「知名度・安心感・イメージ」「対応全般・サービス」「保険料」「ロードサービス」「補償内容」5つの項目に分類し、色分けしています。

■対象保険会社
ソニー損保、アクサダイレクト、アメリカンホームダイレクト、SBI損保、三井ダイレクト、チューリッヒ自動車保険
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各社の「強み」についてヒアリングした結果。アンケートの回答を5項目に分類してみると、各社の特色がよくわかる(クリックすると拡大されます)

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各社の不足していることや弱みについてのアンケート結果。強みの結果と比べてみると、こちらも各社の特徴がよくわかる(クリックすると拡大されます)

■調査方針
本原稿は、FPの経験値、一般的に得られる情報から特定のユーザーを意識しない客観的な意見を収集しています。

■調査概要
調査会社:エフピーリサーチアンドコンテンツ株式会社
調査対象:自動車保険に詳しいFP12名
調査対象FP活動エリア:秋田、埼玉、神奈川、岐阜、奈良、京都、大阪、徳島、大分、熊本、鹿児島
調査内容:自動車保険に関する客観的な意見・感想各種
調査年月:2011年4月

イメージのよさで出色 ソニー損保とアメリカンホームダイレクト

ソニー損保はソニー生命やソニー銀行と同じく、世界のソニーグループの一員であり、ブランドイメージは強固です。ブランドイメージだけでなく、売上高も業界No1であるという実績を伴っているところが評価されています。ソニー損保に対するアンケート結果の特色は、イメージ、対応力、補償内容、保険料、ロードサービスの各項目がバランスよく評価されており、一番売れている理由が理解できる総合力の突出した保険会社といえるでしょう。

アメリカンホームダイレクトは、米国の損害保険会社チャーティスグループ傘下の保険会社として日本で営業しています。チャーティスグルー プはAIU保険会社、ジェイアイ損害保険会社、富士火災海上を傘下にもち、日本で手広く営業しており、その点を加味した信用力や安心感をあげているプロらしいコメントがありました。また、ダイレクト自動車保険のパイオニアであること、CMでの知名度があることも特色としてあげられています。


サービス面での評価高し アメリカンホームダイレクトとアクサダイレクト

アメリカンホームダイレクト、アクサダイレクトに対する意見には、事故対応の体制に関するよい評価が多く見られました(しかし、事故の受付時間や初期対応に関しては、各社遜色のないレベルになっていると思います)。

サービスに目を向けてみると、アメリカンホームダイレクト契約者限定サービス「アメリカンホーム・ダイレクト クラブオフ」は興味深いサービスです。国内宿泊、海外宿泊、レジャー、スポーツ、ショッピング、育児・介護サービスなどが優待価格で利用できます。

アクサダイレクトにも契約者専用サービスである「ライフメールサービス」といって、登録したメールアドレスに地震・台風・その他注意報や警報などを送信してくれたり、一定レベル以上の災害が発生した際、契約者の安否を確認し、家族や友人にメールで知らせてくれるといった特徴的なサービスがあります。また、WEB上の見積もりツールとして定評がある、「保険料スピード診断」も特徴的です。6つの質問に答えるだけで保険料概算見積もりが完成。

他社に目を向けてみると、ソニー損保も三井ダイレクトもアメリカンホームダイレクトのような契約者のカーライフをサポートする特典サービスがあります。ソニー損保には、その他、ソニー商品の割引クーポンサービスやソニー・ピクチャーズのDVD優待価格サービスなど、ソニーグループの総合力を活かしたサービスも見受けられます。

一方、アメリカンホームダイレクトは、ロードサービスが他社に比べて見劣りするという意見が多くみられました。アクサダイレクトは、搭乗者傷害保険を「なし」にできないというスペック上の問題が指摘されていました(※チューリッヒ自動車保険も搭乗者傷害保険が基本補償)。自分や同乗者のケガの補償として人身傷害補償を基本に、必要に応じて搭乗者傷害保険を付帯するといった加入方法が通例になっているなか、搭乗者傷害保険が基本補償に最初から含まれていることはある意味「弱み」と言えるかもしれません。

次のページでは、「保険料の安さはやはりSBI損保と三井ダイレクト」を紹介します。