ダイレクト自動車保険選び「5つ」の基準

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選択基準は人それぞれ。あなたの選択の優先順位は?

今回は、「納得感」「お得感」「保険料の安さ」「ロードサービス」「保険会社の安心感」という5つの基準で選ぶなら、どの保険会社(ダイレクト自動車保険会社主要6社)がよいかということを、保険選びのプロでもあるFP12名にヒアリングしてみました。

■対象保険会社
ソニー損保、アクサダイレクト、アメリカンホームダイレクト、SBI損保、三井ダイレクト、チューリッヒ自動車保険

■5つの基準
  1. 納得感
  2. お得感
  3. 保険料の安さ
  4. ロードサービス
  5. 保険会社の安心感

現場のFPは様々な顧客と接するため、保険会社のあらゆる情報を常に収集しています。なかには、毎年自動車保険の会社を変えるなどして「体感」している人もいるほど。そういったプロの視点から見たアンケート結果は、一般に出ている情報では得られない各社のイメージを知ることができます。以下が今回のアンケート調査の結果です。
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複数回答総数の中で、どの保険会社がどの程度の割合であるかをグラフ化(クリックすると拡大されます)

■調査方針
本原稿は、FPの経験値、一般的に得られる情報から特定のユーザーを意識しない客観的な意見を収集しています。

■調査概要
調査会社:エフピーリサーチアンドコンテンツ株式会社
調査対象:自動車保険に詳しいFP12名
調査対象FP活動エリア:秋田、埼玉、神奈川、岐阜、奈良、京都、大阪、徳島、大分、熊本、鹿児島
調査内容:自動車保険に関する客観的な意見・感想各種
調査年月:2011年4月

「納得感」No1は、ソニー損保

納得感とは、ある人にとっては費用対効果であったり、ある人にとっては保険会社の姿勢や商品設計であったりします。どこで納得するかは人それぞれですが、プロが見る視点は概ね
  • 商品設計
  • 保険料の合理性
  • 人的対応力(コールセンターや事故対応)
となっています。納得感は支払う保険料に見合った商品設計(補償内容)やサービスに加え、保険会社に対する安心感やブランドイメージなど、感覚値的なところも踏まえた「総合基準」とも言えます。

納得感を基準にした場合、最も多く選ばれたのはソニー損保(12人中6名)。ソニー損保の売りは、「走る分だけの保険料」でおなじみの「くりこし割引」です。加入時に申請した走行距離に満たなかった場合、その分の保険料を次年度契約から割り引くもの。利用者にとって納得感が増すサービスを提供しています。

「お得感」No1は、SBI損保

普段の買い物でも「お得なだな……」と感じることがあると思います。なぜお得と感じるかは、その商品の相場観があったり、買い物慣れしているからでしょう。まったくわからないものは、値段を見てもお得かどうかわからないはず。自動車保険の性格上、このお得感はなかなかユーザーが得づらいものです。そこで、お得感を基準にした場合、FPが最も多く選んだのがSBI損保(12名中8名)でした。

ソニー損保とは対照的に、走行距離を保険料に反映しないことを売りにしていのが特徴です。たくさん走る人にとってはお得感が出るでしょう。ただし、見積もりの際、走行距離の告知を必要としない保険会社は今回対象となっている6社のなかでは、他にアメリカンホームダイレクト、三井ダイレクトもあります。走行距離が多い人は両社も比較してみるとよいでしょう。

「とにかく安く」なら、SBI損保、三井ダイレクト

保険料の安さを基準に選ぶなら、SBI損保が12名中7名、三井ダイレクトが12名中5名という結果でした。両社は価格戦略において業界でも有名で、そのイメージ(安さ)の定着に成功しています。実際、多くの人が保険料の安さを実感している結果であると思います。

ただし、注意してほしい点は、誰でも安いわけではないこと。車種や各種条件で安い保険会社は「その人によって」変わります。また、事故率や保険金支払い実績により保険料算出元である料率クラスが見直されるので、「その人によって」「その年によって」保険料は変わります。

つまり、自分の場合、どこの保険会社が安くなるかは毎年試算してみなければわかりません。とにかく保険料重視の場合、毎年自動車保険の見積もり比較を“年中行事”にするくらいこだわってみてください。その際、必要な補償内容を最低限満たすことは忘れずに。

次ページでは、ロードサービス、安心感を軸にした保険会社選びを紹介します。