収納は住まいの最重要なアイテム

+α収納

「収納」は実は悩ましい空間のひとつ!?

住まいを考える時、収納スペースは皆さんにとってとても大きな関心事のひとつです。
  • 「収納スペースはできるだけ広い方がいいけれど、やっぱり部屋数がないと」
  • 「キッチンは雑然としてしまうので、来客時にはとにかく隠したい」
  • 「ずっと集めてきた趣味のコレクションを飾りたい」
  • 「すっきり美しく住みたいけれど、片付けが苦手なのでたくさん収納がほしい」
こうした悩みや希望はどなたも持っていることでしょう。すっきりした住空間にする「隠す収納」にせよ、美しい住まいを演出する「見せる場所」としての収納にせよ、収納には人それぞれに合った機能性とスマートさが求められます。収納とは単に「物入れ」ということだけでなく、毎日の生活や個々人の価値観をどのように反映できるかという、実に悩ましい空間づくりなのかもしれません。

一時的な保管場所も収納のひとつ

さらに、手持ちのものを入れる場所だけが収納というわけではありません。
例えば、最近はゴミを毎日出せるわけではなく分別をしなければならない自治体もふえました。つまり、分別したゴミを一時的に置く場所が必要となり、これも収納のひとつです。

また、一週間の食材をまとめて週末に購入したり、季節の野菜が送られてきたり、災害に備えて備蓄をしたり、となれば、それらをどこかにストックしなければなりません。

取り込んだ洗濯ものをたたむまでの間、ちょっと置いたり、学校からのお知らせのプリントを忘れないよう目につく壁に貼っておいたり。こうしたスペースも広くとらえれば収納ということができます。収納は生活導線や物の動きも含めて考えておくべきスペースであるというわけです。

よい収納は「使いやすく忘れない」

ウォークスルー収納

「使いやすく忘れない」ことが良い収納の条件

では、どんな収納が使いやすい収納なのでしょうか。
「とにかくたっぷりの収納スペース」が、いつのまにかどこに何があるかわからなくなってしまい、そこに何がしまってあったか忘れてしまう、ということはよくありますよね。

よい収納にとって必要なのは「使いやすく忘れない」ことです。日常、誰がどこで何をどのように使うのか、を考えることが大切。つまり「適収適所」です。使う場所にしまう場所をつくっておけば便利に出し入れができ、使い終わった後の片付けの導線や時間も短くなります。

たとえばクロゼットの中に洗濯ものを一時置きできるコーナーがあると、家事にゆとりができます。玄関の近くに普段出かける時の持ち物を置いておくスペースを用意できれば、まとめて準備できるので忘れ物も少なくなるかもしれないですね。

見せる収納で魅せる

階段収納の一例

階段の踊り場を本棚に有効活用

写真や旅行の記念品などコレクションをディスプレイする、これも収納の一つの方法です。壁に棚をつくってコレクションを置いたり掛けたり、階段の踊り場スペースには本棚をつくるなど、方法はいろいろ。暮らしのゆとりが生まれます。
毎日使うものかどうか、ということも見せる収納にするかどうかの判断基準になります。

使いやすく暮らしの中で活躍する収納をつくるためにも、ぜひ一度、ご家族の生活導線をたどってみてください。

【関連記事】
間取りから考える収納プラン

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。