離婚/離婚の体験談

実録!「私たちが離婚を決断した瞬間」

「この人と別れよう」。夫婦が離婚を考えたタイミングはいつ? どんなとき? 今回は、妻たちが夫との離婚を決めた出来事について、実例をあげてみていきましょう。

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

離婚

「この人と、もうやっていけない……」そう思うきっかけになった出来事は、いつ? どんなこと?

結婚するときは別れることなど考えてもいない人がほとんどなのに、なぜ人は離婚をしてしまうのでしょう。今回は、実録シリーズとして、離婚を考える瞬間について、最近増えている3つのケースをみていくことにしましょう。

CASE1 「モラハラ夫とガマン妻」

「誰に食わせてもらっているんだ?」
K子さんが離婚を決意したのは、たび重なる夫のモラハラ(精神的暴力)でした。結婚当初は、グイグイと引っ張っていくタイプの夫が頼もしく見えたものの、3カ月も過ぎると少しずつ夫の言動に疑問を持ちはじめたといいます。

「こんなことも知らないのか、バカが!」
「誰の稼いだ金だと思っているんだ?」
しまいには、少しでも気に入らないことがあると、夫はこんなふうに何時間でもK子さんをののしるようになったのです。それでもK子さんは「たしかに、私は専業主婦だし……」とガマンするしかありませんでした。

ところが夫のモラハラはひどくなる一方。とうとう、ロクな生活費も渡さなくなったのでK子さんはパートとして働きに出ることになりました。少しとはいえ、収入のあてができて自活への足がかりがつかめたK子さん。ある晩、いつもより激しく夫からののしられたとき、「この人とは別れよう」と決めたのでした。

モラハラの原因はどこにあるのかを探って!

K子さんへのアドバイス:
最近、増えているモラハラは、妻からの離婚調停申し立て事由では、4番目に多い項目となっています。「妻を無視する」「妻が謝っても許さない」「人前でバカにしたりけなしたりする」「妻のやることなすことすべてを否定する」など、夫からの言葉や態度による精神的暴力は耐えがたいものがあります。モラハラ夫は、仕事のストレスを家庭で発散しているケースがほとんどですが、これはれっきとした犯罪です。

もしも、夫のモラハラの原因がストレスではなく、自分中心で「妻のことなどどうでもいい」と考える冷酷な人間である点にあれば、離婚もやむなしです。離婚を考える前に、まずは、仕事のストレスを軽減できるように環境を整え、モラハラを防止するためのできる限りの努力をしましょう。

■モラハラ夫への対策法はコチラ!

>>次のページでは、セックスに関する問題が離婚に発展した例を紹介します!
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