セキュリティを重視するなら、
24時間有人管理が安心?

いわゆる「防犯」に限りませんが、安心して住めるかどうかという点では、管理体制も関係してくるでしょう。管理体制は、管理員の勤務形態によって3つのタイプがあります。週に数回の頻度で様子を見に来る「巡回」、毎日定刻に訪問して滞在する「日勤」、マンションに住み込み対応する「常駐」です。

「巡回→日勤→常駐」の順番で、より充実した管理を期待できますが、その分、管理員の人件費も高くなります。そのため、通常はマンションの規模に応じて管理体制は決まってしまうのです。総戸数が20~30戸以下なら「巡回」、200戸程度までなら「日勤」、それ以上の大規模マンションにならないと「常駐」はほぼ見つかりません。ただし、都心の億ションでは50戸以下でも常駐というケースはあります。

また、管理員が常駐だからといって、すべてが24時間監視してくれるわけではありません。物件によって、管理業務が建物のメンテナンスに関わる部分に限られていたり、勤務時間が日中のみだったりします。「常駐=24時間監視」とは限らないことに注意してください。

タワーマンションのイメージ写真

超高層マンションはセキュリティ体制も充実

したがって、セキュリティの面を重視するなら、「24時間有人管理体制」のマンションを選ぶ必要があります。こうした物件では、夜間も警備員が常駐し、館内を巡回してくれます。ちなみに、超高層マンションには24時間体制の「防災センター」を設置することが義務付けられていますので、併せてセキュリティ・システムを導入しているところがほとんど。その意味で、超高層マンションは多少築年が古くてもセキュリティ体制はしっかりしているといえるでしょう。

目に見えないセキュリティ・ラインを作る
居住者のコミュニティ

泥棒の入りにくい安全なマンションといわれる物件もあります。必ずしもセキュリティ関係の設備や管理体制などのレベルが高いわけではありません。何が違うかというと、居住者のコミュニティがしっかりしていること。たとえば、居住者同士が顔見知りで、不審者が侵入しにくいムードを作りだしているのです。

ガイドが物件調査に行くときにも、中に入るのに抵抗を感じるマンションがあります。エントランスに進むと、すぐに居住者から「どちらへ行かれますか」「何か御用ですか」と声をかけられるのです。仕事ですから正直に用件を伝えますが、もしも不審者だったら容易に館内に入りにくいのではないでしょうか。目に見えないセキュリティ・ラインが張られているといえるかもしれません。

気に入った物件があったら、こうした視点でチェックしてみるのもよいかもしれませんね。セキュリティに対するニーズが高いということは、セキュリティの良し悪しが資産価値にも影響するということを覚えておきましょう。

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