東京プライドフェスティバル

2009年、代々木公園で開催された東京プライドフェスティバル。「ハートをつなごう」公開収録が行われました。

2009年の東京プライドフェスティバルでNHK教育『ハートをつなごう』の公開収録が行われたとき、ステージ上で尾辻かな子さんが「レズビアンマザー二人の33年、子へ孫へと広がるもの」と題された手紙を朗読しました。

「私達二人がレズビアンマザーとして愛し合い、信頼しあってきた33年に及ぶパートナーシップを、一朝一夕で語ることはできません。
<中略>
私達はこれまで、育てた子どもと信頼する友人以外は、敢えて名乗り出ることなく、生き方そのものにポジティブに筋を通しながら、ご近所さん、地域に及ぶまで、二人の関係をこの田舎で既成事実にしてきました。
ある日、近所のおばあさんがしみじみ語ってくれました。『あんたたちは、どんなキョウダイよりもフウフよりも濃いのう』と。
私達は二人とも、一般家庭の収入の三分の一というシングルマザーの経済的な苦しさをもくぐりぬけてきました。
しかも、私達は五人の子どもを育てました。ひたすら互いの絆を信じ、暗中模索の中でも希望を持ち続けながら。
私は夢見ます。母親が、あるいは父親が二人いたとしても、ごく自然な人間の営みとされる日を。
そして、私達二人の孫に、おばあちゃんは三人、おじいちゃんが一人いる事実を、人間的な澄んだ目で受け入れる成熟した社会を」

フェスティバルの中でも、最も大きな感動を呼んだ瞬間の1つでした。

このレズビアンマザーのお二人とお子さんたちが、2011年2月21日・22日に放送された『ハートをつなごう』に登場しました。きっとご覧になった方も多いと思います。

ゴトウはこの放送を観て、いい意味でショックを受け、心を動かされました。同じ同性愛者の方(しかも僕なんかよりずっと古くから同性愛者として生きてきた方)が、こんな生き方をしてきたなんて…自分のこれまでの生き方・人生観が揺さぶられるような、深い感銘を受けたのです。

今回はこの放送のことを紹介しつつ、同性カップルの子育てについて書いてみたいと思います。