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あなたは孤独死を身近に感じますか?

よく「○○大国」といって、その国が他国に比べて優れている(場合によっては劣っている)ことを強調する表現方法がありますが、これを日本に当てはめてみると、「経済大国」「地震大国」「借金大国」、そして「長寿大国」などが思い浮かびます。最初の「経済大国」は今年2月に日本の10月~12月期GDP(国内総生産)が発表され、隣国の中国に順位を抜かれてしまいました。日本は42年間守り続けた世界第2位の座を奪われ、第3位にランクダウンです。他方、「地震大国」「借金大国」「長寿大国」は、いまだ不動の地位を築いています。

4番目の「長寿大国」に関しては、一般に総人口に占める65歳以上人口の割合が7%を超えると「高齢化社会」、14%を超えると「高齢社会」と呼ばれますが、この「高齢化社会」から「高齢社会」への移行に要した時間が、日本の場合、わずか24年でした。フランスが115年、スウェーデンが85年、アメリカが72年、そしてドイツでさえ40年かかっているのに対し、日本は他国に類を見ないスピードで超・高齢化したのです。

2007年、「宙に浮いた年金記録」が社会問題と化しましたが、年金制度が機能不全を起こした一因は、こうした“急加速”による高齢社会の到来にあると考えられています。わずか四半世紀という、世界に類を見ない急激な変化(高齢化)は多方面に悪影響を与え、内閣府が2010年4月に発表した高齢者に対する意識調査からは驚くべき現実が浮き彫りになりました。

 あなたは孤独死を身近に感じますか?—— 「はい」 42.9%

全国の60歳以上の男女3484人に、孤独死が身近な問題と感じるかを尋ねたところ、16.6%の人が「非常に感じる」、26.3%の人が「まあまあ感じる」と回答。合計42.9%の人が孤独死を身近に感じていることが分かりました。

より細かく見てみると、世帯類型別(図1)では単身世帯が顕著に不安感を示しており、健康状態別(図2)では健康状態が良くない人ほど孤独死を身近に感じていることが明らかになりました。周囲の支えや気力・体力面での充実度など、こうした点に不安を抱えている人ほど自身の終期を意識しがちなようです。まったく感じない人がいる一方で、自分の置かれている状況によっては孤独死を感じざるを得ない現実があるわけです。何とも冷酷でむごい現状に、私ガイドは衝撃を隠せませんでした。

孤独死に関する<世帯類型別>の調査結果

 


孤独死に関する<健康状態別>の調査結果

 



では一体、どうすれば孤独死を防ぐことができるのでしょうか?—— 次ページで、いくつかの商品やサービスをご紹介します。