看護師として明るく笑顔で働ける職場を見つけるために、転職に役立つ知識を身につけましょう

看護師として明るく笑顔で働ける職場を見つけるために、転職に役立つ知識を身につけましょう

毎年、約5万人の看護師たちが国家試験をクリアし、期待と不安を胸に看護師デビューを果たします。ところが、いざ働き始めた職場は、就職前に思い描いていた理想のイメージと現実のギャップがあり、誰もが一度は転職を考えるといわれています。

そこで今回は、看護師の転職に関する基礎知識、初めての転職での心構え、陥りやすい失敗を通して、看護師が初めて転職を考える時に役立つ知識を解説します。

看護師が転職しやすい年齢は?

看護師の求人は、年齢不問の求人から、45歳前後を上限とした求人まで様々です。ただし、実際には看護師不足を深刻な問題として抱えている施設がほとんどであり、年齢よりも実務経験と本人のやる気次第で採用が決まるケースも少なくありません。

改正雇用対策法(2007年10月1日施行)により、年齢制限を設けた求人は原則禁止となりました。また、例外として年齢制限が認められる場合(例外事由)がある場合には、下記のような対応が求められることになりました(雇用対策法施行規則第1条の3)。

例外事由がある場合の法的義務には、
  • 求人広告内にその理由を明記する
  • 求職者からの問い合わせに対して、書面やメールなど、記録が残る形ですみやかに回答する
があります。

看護師の転職動機は?

DODAナース(株式会社インテリジェンス)が実施した調査によると、看護師として過去1年以内に転職を考えた看護師662名のうち、『転職したい理由』としても最も多く挙げられたのは「給料を上げたいから」という理由でした。ただし、年齢別にみた全国看護師平均給与は、新卒の20~23歳で約28万891円(同社調べ)。一般企業で働くサラリーマンと比べると、給与水準は決して低くはありません。

そこで注目すべきは、「給料を上げたいから」に続く理由。同調査によると、給与への不満に続く理由として、「仕事にやりがいを感じない」「勤務先の施設タイプを変えたい」「残業や休日、出勤の状況を改善したい」「現職の人間関係が良くない」などといった回答が目立ち、休日制度、勤務体制、職場の人間関係など、「転職を機に、自分にとってより満足できる勤務環境を得たい」と期待する声が多く挙がっています。

私自身も過去に看護師として働いた経験がありますが、「給与が少ない」という理由の背景には「労力に見合った収入が得られない」という厳しい現状があるのは確かだと痛感しています。超過勤務、不規則なシフト、患者やスタッフとの人間関係、失敗が許されないことへのプレッシャーなど、看護師は心身ともに疲弊しやすい職業です。

にもかかわらず、「患者さんではなく、私を看護してほしい!」と、多くの看護師が心身ともに切実な悲鳴をあげていることに気づかない、あるいは気づこうともしない職場が未だに数多く存在するのは、看護師のひとりとして非常に残念なことです。

最近では、ライフワークバランス重視、短時間勤務など、看護師を仕事とプライベートの両面から支援しようとする試みが注目を集めています。看護師にとって自分らしく生きられる職場が、これからも充実していくことを期待して止みません。

次のページは、満足する看護師転職へのステップについて解説します。