近代美術の宝庫、MoMA ニューヨーク近代美術館

本館は増築され2004年11月に再オープンした

本館は増築され2004年11月に再オープンした

近現代アートの金字塔的作品が結集した近代美術館、通称MoMA(モマ)。ニューヨーク観光の要所として避けては通れない人気のミュージアムです。そんなMoMAの魅力を、ちょっと耳寄りな情報とともにご紹介します。

<目次>

MoMAの歴史

彫刻庭園の向こうにガラスの箱のように見えるのが、美術館建物

彫刻庭園の向こうにガラスの箱のように見えるのが、美術館建物

1928年、当時、アートコレクターの花形として名を馳せていた、ジョン・D・ロックフェラー・ジュニアの妻アビーとその友人2人が、モダンアート限定のミュージアムを創設しようと計画。5番街に場所を借り、1929年に一般に公開されたのがMoMAのはじまりです。ウォール街で金融恐慌が起きてたった9日後のことでしたが、そこには、モダンアートへの理解を広めようとする彼女たちの意志の強さが見てとれます。今でこそ、映像やポスター、家具、プロダクトデザインも立派なモダンアートの枠に収まっていますが、それはMoMAが1930年代からこうした分野の作品も収集していった功績によるものだといわれています。

1939年には、現在地である53丁目に移転してオープン。その後もフィリップ・ジョンソン、シーザー・ペリといった著名な建築家の手による増築を経て、2001年には、コンペを勝ち取った日本人建築家の谷口吉生によるデザインで、現在の姿に生まれ変わりました。2018年現在、MoMAに収蔵されている作品はおよそ20万点。もちろん、コレクションは日々増えており、1880年代のヨーロッパ芸術から、現代のアートまでを網羅しています。

MoMA館内構成

ガラス張りの外観

ガラス張りの外観

■6階: 特別展示室

■4~5階: 現代絵画と彫刻、カフェ
19世紀後半から現在までの作品を擁するコレクション。主なアーティストは、セザンヌ、マティス、フリーダ・カーロ、ジャスパー・ジョーンズら。

■3階: 建築デザイン、ドローイング、写真
建築部門は立体デザイン、スケッチ、建築模型などを含む多様なコレクション。ドローイング部門で、鉛筆スケッチ、水彩画、コラージュやミックスメディアなど、1万点を超える包括的コレクション。写真部門は、ジャーナリズムからコマーシャルまで、写真の歴史を紹介。

■2階: 版画と挿画本、メディア、カフェ
版画・挿画本部門のコレクションは、時代の変遷を包括的に紹介しています。メディア部門は、1960年代後半から現在までのメディア作品を網羅。パフォーマンスアートもここで。

■ロビー1階: スカルプチャーガーデン(中庭)、レストラン、ギフトショップ

■地下1~2階: シアタールーム 
あらゆるジャンルの映画を上映。