重要な指標・会議内容の発表時に為替は動く!

各国とも、経済情勢を判断するために、さまざまな経済指標が発表されています。

為替レートについては、米ドルを中心に取引されていますから、やはり米国の経済指標が一番注目されています。特に、毎月第一金曜日の午後10時半(日本時間)に発表される「雇用統計」は、為替レートを大きく動かす指標のひとつとして、プロの為替ディーラーも最も注目しています。

また、FOMC(米連邦公開市場委員会)や日銀金融政策決定会合、ECB(欧州中央銀行)理事会など、それぞれの国の金融政策を決定する重要な会議の内容は、為替レートに大きな影響を与えます。
たとえば、金融緩和を継続するということになれば、その国の通貨は売られやすくなりますし、逆に金融引き締めを行うということになれば、その国の通貨は買われやすくなります。

こうした重要な経済指標、あるいは金融政策などを決める重要会議の内容は、新聞やテレビのニュースでも報道されるので、それらの発表がある時は、内容を注意して見守ることが大切です。


短期トレードでは事前予想値に注目しよう

経済指標を見る場合には、事前予想値と実際の数字のかい離に注目します。

多くの経済指標は、事前に市場関係者などのコンセンサスが発表されています。前回の数字に比べて良いのか、それとも悪いのか、どのくらいの数字が見込まれているのかといった点が、事前に発表されているのです。この数字は、FXの取扱会社のサイトなどでも公開されているので、必ずチェックするようにしましょう。

そして、実際の数字が、予想値に比べて著しく良ければ、その国の通貨は大きく買われますし、逆に著しく悪ければ、大きく売り込まれることになります。

ただ、経済指標を材料にして為替レートが大きく動くのは、その数字が発表された瞬間だけということを理解しておきましょう。それを利用して、大きな利益を狙うこともできますが、その分だけ取引する際のリスクも高まりますので、あまり大きな金額で取引しないことが肝心です。
 

為替の流れはチャートで確認。チャートの見方は次ページで!

文・監修/鈴木雅光