経営が健全な会社でFXを行うこと

FXを取り扱っている会社には、銀行や証券会社、商品取引会社、FX専業会社などがあり、さらに、店頭取引のみ扱う会社、「くりっく365」や「大証FX」のように取引所取引のみを扱う会社、店頭取引と取引所取引の両方を扱う会社に分かれます。

どの会社を選べば良いのか迷ってしまいそうですが、経営が健全な会社を選ぶことが大事です。

最近はレバレッジ規制が行われたことによって、FXの取引量が減り、廃業や合併を行うFX会社が増えてきています。もし、取引を行っている状態で廃業されたら、その時点で行っている取引は強制的に決済され、含み損などを抱えていると、それが実現してしまうおそれがあります。


税制メリットを生かすなら取引所取引で

多くのFX会社は未上場なので、財務体質の健全性を判断するのが難しいことがあります。したがって、周辺材料から、経営の健全性を推測するしかありません。

たとえば、FX専業の会社に比べると、証券会社のように、他の業務も行っている会社の方が、収益源が多様なので、たとえFXの収益が落ち込んでも、経営が継続される可能性があります。つまり、証券会社でFXを扱っているところで取引すれば、そう簡単に廃業される心配はないということになります。

FX専業の会社で取引する場合には、自己資本規制比率という数字に注目しましょう。どの会社も公表している数字なので、各社のウェブサイトにて確認できます。基本的には、自己資本規制比率が120%を割り込むと業務停止命令が下されるおそれが生じるので、120%をできるだけ大きく上回っているFX会社と付き合うようにするのが安全といえそうです。

また、店頭取引に比べて、取引所取引のほうが、利益に対する税制メリットがあります(下表参照)。ただし、2012年には店頭取引も取引所取引も税制が一本化される予定です。

つまり、証券会社で、かつ店頭取引と取引所取引ができる会社を選ぶのが、現状では有利な選択肢をいえそうです。
 

FXで勝つために何をすべき?そのための心得とは?

文・監修/鈴木雅光