さすがにコートなしで出勤するのが厳しい季節になってきましたが、みなさんはスーツの上に何を着ていますか? 今回は軽快にスーツに羽織れるアウターをガイドおすすめのベスト5でご紹介します。では、早速第5位は?

第5位:汎用性抜群な男の新定番機能服「M-65タイプブルゾン」

M-65タイプブルゾン

ライナーの取り外しが可能なナイロン素材のM-65タイプブルゾン。ナイロンにウォッシュ加工が施されているので、くしゃっとした味のある風合いです。ガイド私物。 Photo:石井幸久

スーツとミリタリーアウターは、出自が同じなので、もともと好相性です。ミリタリーアウターは形を選ばないといけないですが、男の服は基本的にミリタリーからきているといっても過言じゃありません。

さて、ここ数年、定番として人気なのが「M-65タイプブルゾン」。1965年に米軍のフィールドコートとして採用された立襟のミリタリージャケットをベースにしています。レプリカを狙った本気のものから、“それ風”のものまでさまざまですが、どれも無骨なミリタリー感を感じさせる男のスタイルに相応しいのが特徴です。ゆえに男の究極服であるスーツとも相性良し! 素材はさまざまですが、個人的にはナイロンの軽いものをおすすめします。ライナーが取り外せるものなら、春まで着られますよ。

第4位は次のページでご紹介!

第4位:学生気分を感じさせない細身短丈「ダッフルコート」

ダッフルコート

メルトンコートの人気が高い今年ならでは。重たく固いクラシックなメルトンも個人的に嫌いじゃないですが、ふんわり軽いメルトンが今風です。ガイド私物。 Photo:石井幸久

フロントのトグルが目印の「ダッフルコート」は漁師の防寒着として生まれ、かつては軍用としても採用されていました。オーバー40代のビジネスマンに「学生風」と敬遠されがちですが、いまはそんな印象も薄れてきています。逆にシャープなスーツにダッフルコートを合わせるミックススタイルは好感度。しかもこんなショート丈なら、ブルゾン感覚でアクティブに着こなせます。

昔のようにオーバーサイズでゆったり羽織るダッフルコートはさすがにカッコ悪いので、最近は細身でタイトなシルエットのものが登場しています。間違ってもクロゼットの奥に眠った、学生時代のダッフルを引っ張り出して着ないようにご注意を。

第3位は次のページでご紹介!

第3位:今季のトレンドを満載したミリタリー出自「ピーコート」

pコート

一見わからないかもしれませんが、襟を小ぶりにモディファイしたメルトン素材のピーコート。胸元のマフポケットがクラシックピーコートのディテールを継承しています。ガイド私物。  Photo:石井幸久

ミリタリーの男クサさある「ピーコート」。クラシックな本気のピーコートから、ちょっとデザインの入ったものまでさまざま出ています。70年代プレッピーブームや、80年代の渋カジ時代に流行るなど、繰り返しトレンドに上がるアイテムですが、今年はレディスでも流行っているようです。

キーワードとしてはメルトン素材のダブル合わせにジャケットの裾が隠れるショート丈。これぞ今季のトレンド全部入り。ジャケット代わりに一枚で羽織れば休日のスタイルにも着回せますね。インはタートルネックあたりが似合いそうです。

第2位は次のページで紹介します!

第2位:女子ウケ抜群の英国アウター「キルティングジャケット」

キルティングジャケット

起毛素材のキルティングジャケット。中にスーツを着るからと大きめサイズを選ぶのはNGです。着膨れしないジャストサイズを選ぶように心がけましょう。ガイド私物。  Photo:石井幸久

ダイヤ柄の「キルティング素材」は、イギリスでホースブランケットを使って作られた乗馬用のコートが原型です。これがスーツの上から着たときにジャケットの裾が出ない調度良い丈だったので、英国貴族や紳士たちが冬の軽快アウターとして街でも着るようになったことで世界的にも広まりました。

中綿を挟んでいるのでボリュームは薄いままで温かいうえ、ジャケット代わりに羽織って休日のアウターとしても大人っぽく着られて汎用性も高いのが特徴でしょうか。素材はナイロン、ウール、別珍、コットンなどたくさんあるので、選択の幅が広く、スタイリングも自在です。女子ウケもかなり高いです。

いよいよガイドおすすめの第1位です。

第1位:短丈&異素材が新しい「ステンカラーコート」


ステンカラーコート

膝上丈のメルトンステンカラーコート。前ボタンが見えないフライフロントのすっきりしたデザインなので、ビジネススーツだけでなく、どんなスタイルでも似合います。ガイド私物。  Photo:石井幸久

冬の朝、ホームでバス停でよく見かけるビジネススタイルの定番といえば、ベージュのギャバジンで膝丈の「ステンカラーコート」でしょうか。シンプルなスタイルなので合わせやすいのは抜群ですが、生地がよれよれになってきたり、シルエットや襟幅の微妙なバランスが昔のものだと加齢臭が漂いますので、要注意が必要です。

若々しい印象で着るなら色は紺や黒などダークなものを。そのうえでショート丈なら、周りのステンカラーとはかなり印象も変わります。素材もギャバよりウールメルトンなど、これまでのステンカラーのイメージを一新するようなコートを選ぶことをおすすめします。

いかがだったでしょうか? スーツで合わせられるコートって、意外にも幅が広いですよね。しかも、休日でも使えるタイプもありますので、ぜひともオンオフ問わずに、コーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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