なるべく高く売りたいから、まずは高く設定したいはOK?

検索、インターネット

実際にインターネットと物件検索してみると、相場がざっくり掴める

前回も説明しましたとおり、売却希望価格は不動産会社の査定などを経て、最終的には所有者の判断で決定します。では、自分で決めるのだから、なるべく高く売ろうという目的で、査定価格を大幅にオーバーして売却価格を設定しても大丈夫なのでしょうか。

なかには時間がかかってもいいからなるべく高く売りたいと、まずは査定価格を大幅にオーバーした金額で売り出す人もいるようです。
特に都心の好立地のマンションなどでは、今後の値上がりを見越してか相場を大きく逸脱して売りに出している物件もたまに見受けられます。

以前、実際に検索してみたところ、都心立地で、周辺の相場が70m²で5000万円台後半といわれる周辺の物件で、とくにいわゆる「ブランド系物件」でもないのに億近くの売却価格となっている物件がありました。ちなみに、その半年後に再度検索してみると、やや価格が下がっていたものの、周辺より高値で掲載されたままの状態になっていました。

気になって物件を見に行ってみましたが、高さの理由を感じさせる要件は特になく、他の物件閲覧者や見学者もきっと違和感を抱いたと思われます。ユーザーにしてみれば「売る気がない」、と判断せざるを得ない状況といえるでしょう。

きちんと確実に売りたいのであれば、査定価格の上下100万円~150万円くらいの範囲内で売り出すのが目安といえるでしょう。

引っ越し先が決まっている、急なお金が必要になったなど、売却を急ぐ理由があるなら査定価格よりやや下目に、時間的および金銭的に余裕があって、住まなくなった住居に一定期間管理費や修繕積立金などを支払い続けても構わないのであればある程度上目に設定するというのもひとつの作戦です。

先の物件のように、少しずつ価格を下げ、頻繁に「価格見直しました」の表示がなされている物件なども確かにあります。価格変更などがあるとサイト上の表示などでも広告として注目を浴びやすい傾向にあるもの事実でしょう。ただ、あまりに高値で出してズルズルと価格を下げていくやりかたは、買い手にあまりいい印象を与えない可能性もあります。

次のページでは、最終的に価格を決める要因と、マンションと一戸建ての違いを説明します。