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子供のいる生活!子供が増えるとものも増える?

「夫婦2人だけの時は、もっとシンプルに暮らしていたのに、子供が生まれた途端、爆発的にものが増えた……この大量のもの、本当に全部必要なの?」と感じている方はいらっしゃいませんか。子供がいる生活をはじめるときに必要なものを紹介したいと思います。

金子 由紀子

執筆者:金子 由紀子

シンプルライフガイド

子供のいる暮らしはどうしてものがこんなにも増えるの?

子供がいる暮らしこそ、シンプルライフの本領発揮!

子供がいる暮らしこそ、シンプルライフの本領発揮!


最初の子が生まれたとき、思いませんでしたか? 「おかしーなー。この子は裸ん坊で、何一つ持たずに生まれきたのに、なんでいきなりこんなにモノが増えたんだろう!?」私は思いましたよ。

本当に、子供のいる暮らしって、モノが多い! こぼしたり吐いたり、忙しく1日に何回も着替えるから、ベビー服もタオルもたくさん必要。一枚一枚はちっぽけでも、大量にあるから、洗濯物は一挙に4倍に。夫婦だけのときは、洗濯なんて週に何回でよかったのに、子供が生まれたその日から、洗濯は「毎日必ずする家事」に決定。

何種類もある育児用品はもちろん、食器も家具もベビー用のを揃えるんだけど、それを使う期間は案外限られていて、便利に使っていたモノも、あっという間にお払い箱になる。おもちゃも本も、それがふさわしい時期はみるみる過ぎていき、でも、だからといって次の子が生まれたら……と思えば捨てられない。そこに、双方のおじいちゃん、おばあちゃんたちが、孫可愛さのあまりに買ってくる大量のおもちゃ(しかもそれぞれが大きい!)は、ますます部屋をモノだらけに、狭苦しくしていく……。

<目次>  

ものが増えすぎるとママは苦しめられる

モノがたくさんあれば便利かと思えば、子供のモノって、使っている期間より、それを保存しているだけの期間の方が長いこともあり、たくさんあるモノが、生活空間を圧迫し、片付けや管理の手間を増大させていることは多いものです。ここでは、子供の月齢(年齢)別に、「何をどれだけ持てばいいか、どのように片付けるか」について見ていきたいと思います。

なお、子供の個性や家庭ごとの考え方により、この数ややり方は変わります。あくまで、一つの目安として考えてくださいね。
 

出産~3か月はママの体力回復を優先

1歳までは、まだそんなに散らからないけど……

1歳までは、まだそんなに散らからないけど……

 

産後のママは、体力を回復させなければならない&24時間体制で新生児ちゃんのお世話をしなければならない、超タイヘンな時期。当然、家事は休み休みやりましょう。

リネン……洗濯をためても困らないように、タオルは多めに用意しましょう。バスタオル1日1人1枚、浴用タオル1日1人2~3枚×洗濯頻度で算出。また、赤ちゃんと一緒に入浴した風呂上りのために、ママには質のよいバスローブを。

子供服……新生児期はとても短いので、50cm、60cmの肌着はすぐに着なくなります。1日2枚×洗濯頻度で必要枚数を予測しましょう。ベビー服は70cmを用意。お宮参りのセレモニー用のベビードレスや掛け着は、レンタルでOK。

おもちゃ……この時期、赤ちゃんが楽しめるのは、ベッドの上に吊るすタイプのおもちゃくらい。お祝いでいただくおもちゃのリクエストが可能なら、家具のような大型おもちゃは遠慮しておくことをおすすめ。遊ぶ期間が短く、場所をとり、処分がタイヘンです。
 

比較的おだやかに過ごせる3か月~1歳

1歳からは、加速度的にモノが増える!

1歳からは、加速度的にモノが増える!

 

ママの体調さえ戻れば、赤ちゃんが歩き始めるまでのこの時期は、おだやかに育児が楽しめるはず。

リネン……離乳食が始まったり、ハイハイでいたずらをするようになるなど、あちこち汚れるようになります。ガーゼハンカチをたくさん用意して、赤ちゃんの手や顔を拭いたら洗濯機に。ティッシュの消費量が抑えられます。

子供服……お出かけも増え、70cmのベビー服が大活躍します。汚れるので、1日3枚×洗濯頻度で必要枚数を予測しましょう。

おもちゃ……手に持って遊ぶおもちゃの出番です。手触りのいい、安全なものを選んであげましょう。たくさんは必要ありません。手作りもおすすめ。絵本も読んであげましょう。
 

いちばんタイヘンな1歳~3歳

歩き始めた赤ちゃんが幼児となり、驚異的な成長を遂げる時期。ママの体力は戻りますが、育児がもっともタイヘンな時期でもあります。モノを増やせば便利になる一方、そのモノの管理に手間がかかります。子供のモノは細かくて色彩もにぎやかなので、家の中が急に雑然としてきます。

リネン……相変わらず、タオル類は大活躍。色を統一すると、視覚的にスッキリします。おむつはずしの時期には、防水シーツ、替えのシーツの用意を。足りなくなったら、タオルケット、大きめバスタオルをシーツとして使っても。

子供服……ぐんぐん大きくなっていく時期で、次第に上下分かれた服を着るようになります。外遊びをするようになると、汚れが激しくなるので、着替え(特に上衣)がたくさん必要です。1日上下各3着×洗濯頻度+(上衣数枚)で算出を。お出かけ用と遊び用を分けておけば、イザというとき慌てません。

おもちゃ……お風呂用、お出かけ用、お砂場用など、あらゆるシーンでおもちゃが必要になりますが、数を増やしすぎないように注意しましょう。おもちゃのために用意したスペースをはみ出さない程度に。身の回りのものを利用した手作りおもちゃもおすすめですが、2歳を過ぎれば、自己主張も激しくなり、出先などで目についたおもちゃを欲しがります。いちいち買わないことを習慣にしましょう。絵本は何冊あってもいいものですが、傷みが激しいので、消耗品と覚悟することも必要。
 

細かいものがたくさん増える3歳~6歳

3歳過ぎたら、お片づけ適齢期

3歳過ぎたら、お片づけ適齢期

 

言葉もしっかりしてきて、おむつもはずれたこの時期なら、簡単なお片づけができます。「お手伝い」にはならないかもしれませんが、叱らず、我慢強くやらせましょう。将来ママがラクできますよ。

リネン……まだまだおねしょのリスクはあるので、シーツ類は余裕を持って。幼稚園、保育園に入ると、専用のタオルやリネンが必要なので、管理の手間が増えます。

子供服……相変わらず汚し屋さんですが、自分で着替えたり、たたんだりができるようになります。枚数は、3歳までと同様で(1日上下各3着×洗濯頻度+上衣数枚)、やはり着替えは上衣を多めに。

おもちゃ……遊べるおもちゃのサイズが小さくなり、片づけがタイヘンに。掃除機で吸い込んでしまうことも増えます。テレビで見たおもちゃ、キャラクター物を欲しがるようになりますが、いちいち買い与えないためには、親の威厳が必要です。絵本も自分で読めるようになります。本を大切に扱うこと、公共の場での振る舞いを教えるためにも、図書館を積極的に利用しましょう。
 

学校で使うものが増える6歳以降

机の有無は、お勉強とはあんまり関係ないかも

机の有無は、お勉強とはあんまり関係ないかも

 

小学校に入ると。学校で使うモノの管理が発生するため、まだまだママの手間は減りません。少しずつ、自分でできることを増やしていきましょう。

リネン……おねしょも減るので、数を減らしてもいい時期です。

子供服……外遊び、もの作りが好きな子は、どうしても汚しますし、遊びがより活発になるので、服の傷みが激しくなります。使い捨てにしないためには、繕い物が必要になります。成長が著しいので、あっという間に着られなくなります。少し大きめを買うくらいでいいかも。

おもちゃ……ゲーム機などで遊ぶ子も増えてきます。次から次へと出るソフトを買わずに済ませるために最も大切なのは、「時間の制限」です。タイマーを使って、遊ぶ時間を管理しましょう。カードのコレクションをする子には、カードホルダーなどを与えて自分で管理させましょう。使わなくなったおもちゃや本は、傷みが少なければ、売ったり、学童保育に寄付するなどして、随時減らしていきます。

学用品……新たに加わるアイテム。学習机は、置くスペースがなければ省略しても可。小学校のうちは、ダイニングテーブルで勉強することが多いのです。ただ、ランドセルや教科書を置くスペースは作ってあげましょう。「教材」よりも「体験」が必要な時期なので、親子でどんどんお出かけを楽しみましょう。
 

子供用品は衝動平均で

いかがでしたか? 子供のいる暮らしは、どうしてもゴチャゴチャするものですが「すぐに買う」「あればあるほど便利」という考え方をちょっと見直せば、イライラするまでモノが増えることはなくなります。要は、子供の成長に合わせて、モノをどんどん処分(お下がり、リサイクルも含めて)していくことが大切なんですね。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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