まさしく廃棄物処理という業界の常識、そしてこの業界に対して我々が持つ固定概念をガラッと変えさせてしまう会社。それが株式会社真田ジャパンである。ある意味挑戦ともとれる会社の行いは、社長の五月女明氏の経営理念に基づいている。「人の幸福」。これが真田ジャパンが掲げる、絶対に譲れない理念である。

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蝶ネクタイが制服?廃棄物処理の常識を覆した会社(1)

どんなお客さまでもみんな平等である 

五月女社長が修行から戻るというとき、両親は50万円の中古のトラックを買って待っていてくれた。1からスタートすることを考えていた五月女青年は、すでにいるお客さんを受け継ごうとは全く思っていなかったという。1からお客さんを作っていくのはそう簡単なことではない。しかし、それは固い決意となって五月女青年の心の中に存在していた。

だからこそ今でもこう考えているのだ。「創業時の1番目のお客さまも、今日今のお客さまも全く同じ価値。みんな同じなんだ」と。

感謝を忘れると、経営はうまくいかない 

五月女社長は、こう話してくれた。
社長室に置かれていた1枚の紙には、絶対に忘れてはいけないことが書かれていた。

社長室に置かれていた1枚の紙には、絶対に忘れてはいけないことが書かれていた。

「経営者が間違ってしまうのは、経営が順調になってきたときに、感謝を忘れてしまうからだと思うのです。そうすると、社員も去っていきます。感謝を忘れないためには、一番最初のお客さまへの思いをずっと忘れないことです。経営者はそれをずっと忘れてはいけない。苦労したときだけ頭を下げるのではなくて、今、今日も同じ思いで頭を下げられるかどうかだと思います。」

それは一番忘れてしまうことでもありますよね?との問いに

「社員さんに、どんなお客さまでも立って迎えてくださいと言っています。お客さまがいらっしゃったときには、飲み物を選んでいただく。こちらから一方的に出すのではなくてですね。お客さまがコーヒーが苦手だったら、嫌な思いをさせてしまうでしょう。私のこういう考えを、社員はみなさん理解してくれています。だから、私が優秀なのではなくて、社員のみなさんが偉いんです。」