第3の成長期までのDeNA

携帯電話ゲーム「怪盗ロワイヤル」などの大ヒットを飛ばすDeNA(2432)。PCでゲームやSNSが楽しめるYahoo!モバゲーも開始となりCMも良く見かけます。このDeNA(2432)、今後もまだまだ成長を続けるのでしょうか?

まずは歩みを振り返ってみましょう。DeNA(2432)は今まで大きな分岐点を何度も経験してきました。

■第1成長期(~2006年):モバイルオークションの成功
携帯電話を使ってのオークションサイト「モバオク」、総合ショッピングサイト「ビッダーズ」の事業拡大による成長期。その後モバオク有料化への移行によりさらに収益拡大。

■第2成長期(2006年~2008年):「モバゲータウン」へ事業の軸足移動
携帯電話でのゲームサイト「モバゲータウン」をスタート。簡単にできるカジュアルゲームを主体に、その他アバターのヒット、携帯広告の増加も相まって更なる成長ステージへ。収益面での牽引役は「モバオク」から「モバゲータウン」へと移行。

しかしその後、携帯ゲームサイトへのグリーやミクシィの参入、未成年の携帯サイト閲覧制限などにより「モバゲータウン」(携帯広告も含む)の収益が減速。

■第3成長期(2009年~):ソーシャルゲームの投入及び「モバゲータウン」オープン化
他人とのコミュニケーションを主体としたソーシャルゲームの投入や「モバゲータウン」のオープン化により「モバゲータウン」のモバイルゲームのプラットフォーム化確立へ。SNSゲーム「怪盗ロワイヤル」や「戦国ロワイヤル」などが大ヒット。

そしてこのまま第三の成長期が長く続くかと思われましたが、環境が急激に変化してきました。今の環境の変化に対応し、第四の成長期に入れるかどうかが次の焦点です。

第4の成長期に入れるか?

DeNAが第三の成長期において壁にぶつかっている理由はズバリ、iPhoneをはじめとしたスマートフォンの台頭です。今まで日本の携帯電話は世界のスタンダードとは孤立して独自の進化を遂げてきました。いわゆる‘ガラパゴス化’というやつです。その日本特有の携帯電話コンテンツの1つがDeNAやグリーをはじめとした企業が提供する携帯ゲームコンテンツです。それがスマートフォンの台頭により、携帯電話でも通常のインターネットコンテンツ(フルブラウザ)が利用できる道筋ができてきたのです。

これは、今まで携帯電話コンテンツを提供してきたコンテンツプロバイダーには逆風が吹いてきたといえることができます。では、DeNAには第4の成長期がくるのでしょうか?