2/2 大阪曾根崎『バー・ブロッサム』小西広高氏 [ウイスキー＆バー] All About

小西氏とサービスで高まる香味

店内

世間話やウイスキー談義をしながら飲む小西氏の酒は旨い。とはいっても、リチャード・ギアだ、トム・クルーズだ、といって飲んでいることがほとんどだから会話のレベルは知れている。まあ、ほとんどが無駄話だ。彼はそれに十分に答えてくれる。
ほんの束の間、真面目なウイスキーの話になることもある。すると彼の目が変わる。酒に真摯に対峙している目だ。

店内テーブル

先日は最近感じているウイスキーの香味の傾向について意見を述べ合った。具体的な内容はお教えしないが、小西氏が香味を語りながら常に客へのサービス、どんな飲み方をすすめるか、を意識している点にわたしは感心する。『ブロッサム』の常連客は幸せだ。

白州12年のソーダ割り（￥1,300）ではじめ、いくつかのブレンデッドウイスキーを飲み、最後ラフロイグ10年（￥1,300）のストレートで締めた。
いい時間だった。飲みなれた酒であっても、気持ちのよいバーテンダーのサービスで飲めば、またひと味高まる。大阪の方たちはもちろん、旅行や出張で大阪に行かれる方たちに是非にとおすすめするバーだ。『ワイルド・リング』だけでなくスタンダードカクテルも飲んでいただきたい。