ライフフェア
ライフクオリティを支える様々な職人の方々。今回のフェアでも随所で紹介されていた。
まだ夏の暑さが残る9月上旬。東京有楽町でライフの新製品発表展示会が開催された。例年は、「台東デザイナーズビレッジ」というデザイナーのための施設での開催だったが、今回の会場は、より交通の便の良い有楽町。

会場に入ってみると、例年以上にたくさんのお客さんがすでに集まっていた。会場の立地のせいかとも思ったが、決してそれだけでは、ないということがすぐにわかった。

今回も全く新しい新製品が、いくつも並んでいた。多くのバイヤーの方々を引きつける魅力がライフにはあるのだろう。


ではその新製品のご紹介を。

長年の歴史が活かされたライフならではの新製品

会場に入ると、まずライフの歴史を物語る品々が大切そうにショーケースに入れられて展示されていた。

ライフフェア
歴代のライフ カタログ

それらは遥か昔のカタログ類。その中で一番古いのは昭和26年のもの。「カタログではなく、「目録」となっているところが何とも時代を感じさせる。

ライフフェア
創業間もない頃に発行されたカタログ(目録)


そのショーケースの手前には、その目録そっくりのものがさりげなく置いてあった。
てっきり本物の目録かと思いきや、実はこれ、「バーミリオン」という今回の新製品の一つ。

ライフ バーミリオン
その「目録」を忠実に再現したノート「バーミリオン」

ライフのカタログを忠実に再現して作られたノートである。

ライフ バーミリオン
A 6サイズ189円。 B 6サイズ210円。表紙がベージュ色のものが5ミリ方眼。クリームが横罫線。

表紙にある「LIFE」のロゴにご注目いただきたい。

ライフ バーミリオン
往年のライフのロゴが使われている。

今の「LIFE」のロゴは「I」が「!」になっている。実のことろ当初は、この「バーミリオン」の表紙のようにアルファベットの「I」だった。

しかし、アメリカの LIFE 社からクレームが入って、「!」に変えたという経緯がある。

今回の「バーミリオン」は往年のライフのロゴになっているのがうれしい。

サイズはA6とB6の2種類。32枚綴じとスリムなページ数。その薄いページをこれでもかとしっかりと背で綴じこんである。

ライフ バーミリオン
中ミシン綴じの素朴さをそのまま活かしている

これは、「中ミシン」と呼ばれる綴じ方式。普通は、こうしたミシン処理の後には「寒冷紗」などの背帯を貼り付けるのだが、今回はあえてそのままの素朴さを活かしている。

そのミシンで綴じた部分に指をはわせていくと、ゴツゴツとした感触が伝わってくる。これがまた、クラシカル感を際だてている。

糸をミシンで縫っているので、当然始めと終わりは糸の先端が出てしまう。それでは美しくないので、その糸の端っこを糊で固める仕上げをわざわざとっている。こういうちょっとしたひと手間がライフクオリティとも言える。

さて、商品名に「バーミリオン」とあるが、これは、「朱色」の意味。実はこの紙面の罫線がすべて朱色になっている。
ライフ バーミリオン
罫線の色は朱色。特にこの方眼では紙面全体がうっすら赤みがかって見える

罫線と言えば、一般にグレーなどが多いが、今回は日本に古くから伝わる色である朱色にあえてしたという。ライフの「Lライティングペーパー クリーム」の紙にこの朱色がとてもよく映えている。

ここにブルーのインクで書いたら、きっとキレイだと思う。
ライフ バーミリオン
長い歴史を持つライフならではのノート




システム手帳ユーザーにさらなる選択肢

昨年の展示会では、「 ノーブルノート」のシステム手帳リフィルが発表されていたが、今回は新たに「ホワイトヴィンテージ」バージョンが登場していた。サイズはバイブルとミニ6穴の2種類。

ライフ ホワイト ヴィンテージ
ホワイト ヴィンテージ リフィル。バイブルサイズ方眼・横罫525円、無地473円。ミニ6穴サイズ方眼・横罫473円、無地420円。紙面は、方眼、罫線、無地。

システム手帳リフィルは、その多くが白い紙。ノーブルリフィルはクリーム色なので、まぜて使う時に違和感があるという声があり、それに応える形として、この「ホワイトヴィンテージ」リフィルが作られた。

また、このホワイト ヴィンテージの新製品として、メモパッドタイプも仲間入りしていた。タップリと書き込めるちょっと大きめなサイズ。中の紙面には、「Lホワイト ライティングペーパー」が使われている訳だが、その証として、全ての紙の上には「L」マークがうっすらと印刷されている。一枚を切り取ると、小さなレターヘッドのようになる。

ライフ ホワイト ヴィンテージ
ホワイト ヴィンテージ メモ。メモにしては、やや大ぶりの15cm×10cm。紙面は、方眼、罫線、無地。


ライフ ホワイト ヴィンテージ
紙面の全ページにはこの様に「L」マークがレターヘッドのように印刷されている


ノーブルの新製品も続々

一方のノーブルも負けてはいない。今回は3つの新製品が発表されていた。そのひとつがシステム手帳のリフィル。 今回は、A 5サイズの6穴タイプ。

ライフ ノーブル
ノーブル リフィル A5 6穴サイズ方眼・横罫735円、無地683円。紙面は、方眼、罫線、無地。


ノーブルリフィルの中には、もともとA 5サイズのものはすでにあった。しかし、それはルーズリーフタイプの20穴タイプ。

やはり、これもユーザーからA5の6穴も作って欲しいという声に応えたものだ。

そして、こちらがノーブルのミニリングノート。

ライフ ノーブル
ノーブルミニノート。315円。紙面は、方眼、罫線、無地。12.7cm×8cm。

ノーブルノートといえば、これまですべての商品がたっぷりと書ける100枚綴じだった。そんな中、このミニノートだけは、サイズに合わせて40枚と少なめにしてある。クラシカルなノーブルの表紙にブラックのリングがとてもよく合っている。

ライフ ノーブル
40枚綴じなので、気軽に持ち歩いて使えそうだ


そして、3つ目の新製品がノーブルメモのカバー付きというもの。

ライフ ノーブル
ノーブル メモ カバー付き。B7サイズ。黒と茶の2色。ノーブルメモとセットで各1,050円。

ブラックとブラウンの2種類があり、表紙にはから押しでノーブルのトレードマークがデザインされている。素材は合成皮革でソフトな感触。

ライフ ノーブル
アイボリーのステッチ、そして表紙にはノーブルのトレードマークをから押し

メモカバーのみの販売はせず、メモとカバーのセット販売となる。価格はいずれも1050円。

さらに、同じデザインでノーブルノートのA5と A6用のカバーというものも用意されていた。こちらは、ノートカバー単体での販売。

ノーブルはあの独特な表紙デザインが特徴で、それをカバーで覆ってしまうのは、個人的には、ちょっともったいない気もする。しかし、これを付ければ、フォーマルなビジネスシーンなどでもより使いやすくなりそうだ。

ライフ ノーブル
ノーブル ノートカバー。A5サイズ 2,310円。B6サイズ 2,100円。*こちらはカバーのみでの販売


万年筆ユーザーにはうれしいアイテム

そして、紙質にこだわるライフならではの新アイテムがあった。吸い取り紙である。

これは、たとえば万年筆で書き立てホヤホヤの筆跡の余分なインクを吸い取るためのもの。ライフの紙は万年筆との相性がいい。仕事で使うときは、よりスピーディさが求められるので、これをシステム手帳やノートにはさみこんでおくといいと思う。

吸い取り紙と言えば、一般的に白いものが多いが、これはピンク色。この色を活かして、しおり兼用として使うのによさそうだ。

ライフ 吸い取り紙
吸い取り紙。A5サイズ 473円。バイブルサイズ 399円。ミニ6穴サイズ 315円。(各20枚入り)




ライフのニューフェイス

ライフ シェプフェル
ノーブルノートの弟分とも言えそうな新ノート「シェプフェル」。
B5サイズ方眼・横罫 420円、無地368円。A5サイズ方眼・横罫 368円、無地315円。紙面は、方眼、罫線、無地。

次にご紹介するノートが、個人的に今回の展示会の中で最も印象に残ったものだった。名前は、「SCHOPFER」(Oはウムラウトが付く)。「シェプフェル」と読む。

中の紙は、Lライティングペーパー クリームが使われている。この紙は、先程のノーブルノートにも使われている紙。ノーブルは100枚という厚みがあり、それはそれでたっぷりと書け重厚な雰囲気もあり、いいのだが、一方で、もう少し気軽にこの紙をぜひ使ってもらいたいということもあり、この「シェプフェル」が企画された。

ライフ シェプフェル
シェプフェルとは、「創造主」という意味。ノートは何かを生み出す物なので、なるほどなネーミングである。


こちらは綴じ枚数が40枚。一般のノートと同じくらいである。

表紙はドイツの楽譜をイメージしたという。確かに古いようなそれでいて新しさがあり、いい顔をしている。サイズは B 5サイズと A 5サイズの2種類 。A 5サイズもラインナップしてくれているのが個人的には嬉しい

デザインだけでなく作りこみもしっかりとこだわっている。

綴じは「くるみ製本」というもので、表紙の厚紙が1枚のまま綴じられている。その内側にノートが二山、まさにくるむように製本されている。この製本方式は頑丈であるというのが特徴。

ライフ シェプフェル
一枚でつながった表紙でくるむ様に綴じている

表紙を開けると淡いブルーの インデックス ページがある。ちなみにこの インデックス ページ1枚も先程のくるみ製本でしっかりと綴じこまれている。

ページのちょうど真ん中を広げると、インデックスの耳の部分が少しだけ見える。

ライフ シェプフェル
1ページ目のインデックスもくるみ製本されている。真ん中のページにその証が



細かな改良を施したメモランダム

ライフの中で隠れたヒット商品となっている名刺サイズのミニメモ「メモランダム」。

ライフ メモランダム
名刺型メモランダム(横)20枚綴じ。2冊セットで210円。

今回、新たに加わったのは表紙が横に開くタイプ。ユーザーの間では、このメモを名刺入れや財布、システム手帳、ノートカバーなど様々なポケットに入れて使う方が増えている。

ライフ メモランダム
この様に縦方向に表紙が開くので、口が狭いポケットにもセットできる

この時、メモを全部ポケットに入れてしまうのではなく、裏表紙だけをポケットに差し込むという使い方をされる方が結構いるという。そこでいろんなポケットの口に対応できるよう、この開き方の違うタイプも今回新たに作られた。



<関連リンク>
ライフフェア 前回のレポート記事
ライフのノーブルノートを愛用している4時起きの池田千恵さんのインタビュー記事
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