ひと口に一戸建てといっても、建て方にはいくつかの種類があります。資金計画や間取りを考えることももちろん大切ですが、工法の違いによるコストバランスもあります。まずは一戸建ての工法ごとの建て方の違いや特徴をつかむことで、家づくりのイメージはさらにふくらんでいくのです。

主な工法は大きく3つ

近年は各社さまざまな工法に取り組み、それぞれの特徴を出しています。しかし工法を大きく分けると、次の3つになります。
プレハブ工法〔コンクリート系〕

プレハブ工法〔コンクリート系〕


     ■木造軸組工法(在来工法ともよばれる)
     ■2×4(ツーバイフォー)工法
     ■プレハブ工法        
       ・木質系
       ・鉄骨系
       ・コンクリート系

 
<木造軸組工法(在来工法)>

日本の代表的な一戸建て工法といえばこの工法であり、在来工法とも呼ばれます。柱と梁で建物を支えます。2×4工法が「面」で支えるのに対し、木造軸組工法は「点」で支えます。したがって設計の自由度が高く、間取りを敷地の条件に合わせやすいといえます。20~30年は現場で材料を刻んだりしていたので、職人の腕によって、木軸の納まり等にバラツキがありました。しかし近年はプレカット(工場で刻む)で現場に運んでくるのでバラツキはなく、完成度の高い建物が期待できます。

<2×4(ツーバイフォー)工法>
北米の工法である、2×4工法は日本に導入されて30年以上がたち、今では広く認識されています。この工法は、床・壁・天井からなる六面体で建物を支えるところが木造軸組工法とは異なる点です。面で支える構造なので、地震などの揺れに強く、隙間ができにくいので、気密性にも優れています。ただ、窓の位置や大きさが若干制約される面もあります。将来、リフォームを考えてる人にはリフォームしづらい工法ともいえます。

<プレハブ工法>
木造軸組工法や2×4工法は建て方のルールが共通で、市販の部材も使うため「オープン工法」と呼ばれ、プレハブ工法は、住宅メーカーが独自に開発した工法であるため、「クローズド工法」と呼ばれます。また、床・壁・天井などの部材をあらかじめ工場生産し現場で組み立てるので、「工業化住宅」とも呼ばれます。工場で部材を加工するので品質管理がよく、現場での作業手間も少ないため工期は比較的短くできます。中には1~2か月でできるメーカーもあります。設計の自由度やプランのバリエーションはメーカーによってさまざまです。