2010年問題とは暗号アルゴリズムの問題

2010年問題とは暗号の安全姓の問題

2010年問題とは暗号の安全性の問題

2010年問題をご存知ですか? 2010年問題とは、安全と思われていた暗号がコンピューターの進化にともない安全とは言い切れなくなってきた問題です。銀行システム、社内システムに入るための認証、企業間取引、ネットショップなどあらゆるところで暗号が使われています。

NIST(米国立標準技術研究所)が、2010年から弱い暗号技術の使用をアメリカ政府機関で停止すると発表。それによって全世界的に暗号技術の見直しが行われています。

インターネットは便利なもの。一方で、なりすまし、改ざん、盗聴、事後否認といった危険性も含んでいます。例えばネットショップで買物するとき、暗号によって通信しているサーバーがまず正しいサーバーであることを確かめ、次に入力した個人情報やカード情報を通信中に盗み見られないようにしています。個人情報の入力画面では、ブラウザのアドレス欄がhttpからhttpsに変わりブラウザに錠前マーク出ます。このときSSLという暗号技術が使われています。

個人事業主が電子申告するときにも暗号技術が使われています。住民基本台帳カードに格納した電子証明書を使い確定申告書を送ったとき、確かに本人だということ証明しているのです。

政府から新IT戦略が発表され、全国共通の電子行政サービスの実現を目指していますが、暗号技術がなければ成り立ちません。つまり、暗号技術は社会的インフラになっているのです。

暗号には公開鍵暗号方式と秘密鍵暗号方式がある

SSLや電子証明書では、公開鍵暗号方式が使われています。公開鍵暗号方式は、ドアを閉める鍵と開ける鍵は違ってもかまわないという世紀の大発見から生まれた暗号方式。

公開鍵による暗号化は簡単な計算でできますが、公開されていない秘密鍵がないと逆算するには膨大な時間がかかり実質的に不可能という仕組み。暗号が破られにくいために利用されています。

公開鍵暗号方式であるRSAは、暗号に素数を使っています。例えば、869131と999983という素数の積は869116224773と掛け算すれば簡単に計算できます。869116224773という数字から2つの素数を見つけるには素因数分解しなければならず、多大な時間がかかります。鍵の長さを長くすれば長くするほど、解くために必要な計算時間が必要になるのです。この積を公開鍵に、計算に使った2つの素数を秘密鍵にするのがRSAです。