「麻雀店のママ」として、夫とともに経営者になり初めて経営の難しさを知ったという石本さん。前編では大学進学のきっかけや学費工面、受験勉強法などを紹介。後編では大学から飛び級で大学院に進学した石本さんの受験勉強、大学院生活、本の出版などについて伺った。

飛び級で大学院へ

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社会人の大学・大学院への挑戦記「夢はいつか実現できる」の共著仲間・女性起業家で博士課程後期在学中の田中浩子さんと(右が石本さん)

---飛び級で大学院に進学した石本さんですが、なぜ大学卒業をせず、飛び級しようと思ったのですか?
大学院の授業カリキュラムは大変魅力的でしたので、もしも飛び級で受かるような奇跡が起こったら、それはチャンスと受けとめて進学しようと思っていました。大学を卒業して大学院でさらに2年というコースと飛び級で2年とを比較すると、その差は「1年間の年収+1年間の学費」という数字が出てきます。この数字は大きいですね。飛び級で大学中退にはなっても卒業に要するとされる単位数(124単位)はすでに取得しており、自分としても学びの段階としては納得が出来ていました。

受験勉強:ひたすら忘れ去った単語と格闘


---大学院受験準備について教えてください。
「英語」対策では、ひたすら忘れ去った単語と文法の参考書と格闘、後は通信教育でコツをつかむといった勉強方法でした。

「専門(経営)」は択一式で、指定されたテキスト(学部で勉強済)と過去問題に取り組みました。

「研究計画書」などの書類作りは、熱意が伝わるように意識しました。「面接」でもそれは伝わったと思います。

投資額としては通信教育の費用7万円位だと思います。


大学院の充実したカリキュラムに満足


---大学院に期待することや、良かったことは?
立命館大学の大学院の経営学研究科には社会人専門の夜間コースの方々と同じ授業を受ける機会(サテライト授業など)があり、研究会でもご一緒できるのが大きな刺激になりました。

現役の税理士さん社会保険労務士さんやコンサルタント、社長、後継経営者、大手企業の幹部クラスの方などのご発言から学ぶことが多かったと思います。授業終了後も公私共に交流をされ、新たなビジネスチャンスが生まれているという話も聞きます。

法科大学院やビジネススクール、アカウンティングスクールなども次々開設予定で、これからも楽しみです。大学院修了後も、科目受講してみたいですね。後は、他研究科の授業を受けられたり(私は3科目政策科学研究科の授業を受けました)、関西4大学の協定による(関関同立)他大学の授業が受けられるのも魅力です。大学院も奨学金制度は充実しています。

---実際に大学院に入って、不安に思うこと、大変なことは?
学部の受身の授業との違いに慣れるのに時間がかかり、恥ずかしいと発言を躊躇していては、存在意義無し(=欠席同様)と見なされかねない授業もありました。5人ほどのチームで課題に取り組む授業は、ビジネスの現場そのものだったように思います。自分だけのことではなく責任もありますので、徹夜もしました。でもそんな授業ほど、思い出深いですね。

---再び大学院生になって、驚いたこと、意外だったことは?
大学院生なのだから研究だけやっていたら良いというようなほったらかしというのでなく、基礎的な知識習得のための授業や、サポートの教授の決定、ゼミ活動など、とても充実しています。

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