日本全国の市町村の
ハザードマップで自分の足元をチェック

国土交通省
国土交通省がまとめているハザードマップポータルサイトなら全国の情報が一度に検索できて便利。情報も新しい
1週間経っても被害全貌の見えない、不安な事故の続く東北関東大震災。被災された方々には一日も早い支援の手が届くことを祈り、亡くなられた方には深い哀悼の意を捧げます。

さて、今回被災しなかったものとしては節電、寄付や買い占めをしないことなど、できることで被災地復興の支援をするとともに、自分の住んでいる場所、住もうとしている場所を見直し、自らの危険を認識、それに備える手を考え、安全を確保する必要もあるでしょう。

さて、そこで見直していただきたいのがハザードマップです。これは自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図上に表わしたものを指します。具体的にはどこでどのような災害が発生するか、その際の被害の範囲や程度などが地図化されており、対象となる自然災害としては地震、土砂災害、河川浸水や洪水、津波・高潮、火山災害などがあります。各市区町村が作成した各種のハザードマップが一覧で閲覧でき、かつホームページ上にアップされているものについてはそこからリンクされているというのが、国土交通省が作っている国土交通省ハザードマップポータル

内容を見ていきましょう。まず、トップにある「あなたの町のハザードマップを見る」。ここでは洪水、内水、高潮、津波、 土砂災害、火山に関するハザードマップを都道府県別、種類別に検索することができます。首都圏ではどの都県でも洪水ハザードマップを作成している自治体が多く、他の災害に比して身近であることが分かります。

トップには土地条件図、治水地形分類図もアップされています。これはかつての土地の高低や利用状況などを知るためのもので、水害の危険性を読み取ることができます。今は埋め立てられて低地とは思えない場所がかつて低かった、河川敷だったなどということが分かるのです。ただし、この2つの図面は率直なところ、地図を読みなれている人でなければなかなか分かりにくい。水害の危険についてはこれよりも、各自治体が用意している洪水ハザードマップを見るほうが賢明でしょう。

もうひとつ、ここで役に立つのがトップ画面下部にある、「地震防災マップ(地震危険度マップを含む)」。ここには被害想定を作っている自治体一覧があり、インターネット上で見られるものについては、URLも掲出されています。自分の住んでいる、あるいは住もうとする自治体で作成されているかどうか、チェックしてみると良いでしょう。地域によって想定される被害は異なりますから、漠然と怖いと思っているよりも、まずは行動だろうと思います。

また、地震に関しては内閣府の防災情報ページも参考にしてください。ここには地震、水害、火山、災害対策、復興に関してと幅広いメニューが揃いますが、ぜひ見ておいていただきたいのは、地震のゆれやすさ全国マップ震災時の帰宅行動、そのときあなたはどうする?。今、見ておけば、備えられるはずです。

続いて各自治体の防災関連のデータを見ていきましょう。

東京都の情報

地域危険度測定調査
ネット上で見られるほか、都庁その他で手に入れることもできる
東京都の地震関連情報で必ず見ておいていただきたいのが、5年おきに公表される危険度の予測。現在最新のものは2008年に公表された第6回地震に関する地域危険度測定調査で、都内の市街化区域の5,099町丁目も危険度が一覧で見られるようになっています。これだけきめ細かいデータは他にありませんから、忘れずにチェック、危険度を知っておきましょう。

また、この危険度の予測に合わせて、震災時火災における避難場所及び避難道路等の指定も行われています。こちらは23区のみですが、どこが避難場所に指定されているか、避難せずに地区内に残留したほうが良いエリア、避難経路などが掲出されています。

東京都では都下の各自治体の洪水ハザードマップもまとめて見られるようになっています。東海豪雨、荒川、多摩川、江戸川の氾濫など、状況に合わせて内容も異なりますので、該当するエリアであれば、一通り見ておきたいところです。

もうひとつ、土砂災害も忘れてはいけません。見ておいていただきたいのは「土砂災害危険個所マップ」。都市化したエリアにも危険な急傾斜地は少なくありませんから、ぜひ一度見ておいていただきたいもの。市区町村別に見られるので、分かりやすいはずです。

最後は災害が起こった場合の情報が集約されている東京都防災ホームページ。我が家で、地域で、会社でやるべきこと、注意点などもまとめられていますから、家族で見ておくと良いでしょう。

では次は神奈川県、埼玉県、千葉県です。