ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは

積み木と男の子

ADHD(注意欠陥多動性障害)はその名の通り、注意不足、多動、衝動性が特徴的な症状であり、幼少時から発症する病気です

子供は大人と比べても、エネルギーに満ち溢れています。年を経るに連れて次第にエネルギーが少なくなっていく大人から見ると、子供のエネルギーはうらやましく見えることもあるかもしれませんが、多動や注意不足の傾向が同じ年代の子供と比較しても強すぎる場合、例えば、絶えず動き回っていたずらばかりしている……といった傾向が顕著な場合、「ADHD(attention deficit hyperactivity disorder)」、いわゆる「注意欠陥・多動性障害」の可能性があります。

ADHDは決して稀な病気ではなく、子供の数%程度に見られるものです。男子に多く、上記の症状が7歳未満の幼少時から出現します。ADHDに特徴的な症状をわかりやすく解説します。

ADHDに特徴的な症状は「注意不足」「多動性」「衝動性」

症状の内容により、ADHDはさらに、注意不足の症状が主なもの、多動・衝動性の症状が主なもの、そして、注意不足の症状と多動・衝動性の症状の混合型の3つのタイプに分けられます。それぞれの症状を以下にまとめます。

■注意不足
  • 細部まで注意が届きにくく、失敗が起きやすい
  • 一つの事に注意を保つことが難しい
  • 会話中、相手の話を聞いていないように見える
  • 物事を指示された通りに行えない
  • 手際よく、物事をこなせない
  • 学校の宿題など、かなり集中しなければならない課題はさぼりやすい
  • 教科書を持ってくるのを忘れるなど、必要なものを忘れやすい
  • ちょっとした事に気がそれてしまい、物事への集中力がない
  • 日常の用事を忘れやすい

■多動性
  • じっと座っていられない
  • 授業中など、着席していなければならない状況で、席から離れてしまう
  • ふさわしくない場所で、走り回ったり、よじ登ったりしてしまう
  • 静かに遊んでいられない
  • ずっと動き回っている
  • しゃべり過ぎる

■衝動性
  • 質問を最後まで聞かずに答えてしまう
  • 順番を待てない
  • 他人同士の会話や遊びに割り込みやすい

ADHDは未治療のままでいると、これらの症状により学校での学習や行動に深刻な問題が生じてしまうことがあります。自分に対して自信が持てない、周りに溶け込めない、周囲から仲間として扱ってもらえないといったネガティブなことにつながることがあるため、早めに病院を受診し治療することが大変重要です。

ADHDの治療法については、「ADHD(注意欠陥・多動性障害)の治療法」をあわせてご覧下さい。
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