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二世帯住宅で暮らす/二世帯同居のメリット・デメリット

二世帯住宅のメリット・デメリット 理想形?実の母娘同居(2ページ目)

最近では、娘夫婦同居も随分とメジャーになってきました。やはり実の母娘で暮らすのが本当に理想の同居形態なのでしようか?そのメリット・デメリットを探ります。

提供:旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
松本 吉彦

執筆者:松本 吉彦

二世帯住宅で暮らすガイド

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干渉しすぎと甘えに注意!

実の親子は遠慮がないため、親の干渉や娘の甘えが過ぎる傾向があります。例えば、親世帯はついつい金銭的な援助を過分にしてしまったり、孫の教育に口を出しすぎたりしがちです。また、子世帯奥様が、家事も育児も母親に頼りきってしまい、いつまでも娘感覚で甘えてしまうなどということもあります。

しかし娘とはいえ、結婚すれば家庭の主婦として自立するべきではないでしょうか?いつまでも“母親と子供”として接してしまうのではなく、お互いにけじめをつけるようにしたいものですね。


子世帯ご主人の気詰まりに注意!

「玄関を分離したいですか?」 資料提供:旭化成ホームズ 二世帯同居での分離志向をみてみましょう。右のグラフは「玄関についての分離志向」について聞いた結果です。娘夫婦同居の子世帯ご主人が息子夫婦同居の子世帯ご主人より、玄関を分けたいと思っている傾向が見られました。実は、娘夫婦同居の場合は、子世帯ご主人が気づまりを感じていることがあるのです。

たとえば、子世帯ご主人が夜遅く帰宅する場合、娘夫婦同居では、親世帯へ気がねして、そっと鍵を開けて入るなど、肩身の狭い思いをすることが多いようです。また休日やお客さまをもてなす時なども、独立のスペースがないと、ご主人は何かと気づまりな思いをしがちなのです。

そのためにも、娘夫婦同居の場合は、子世帯ご主人への気配りが必要です。とくに、玄関や応接スペースなど「社会と接する場面では、対外的な独立を尊重する」よう、配慮しましょう。

また、行事や地域社会との交流の面でも、親世帯主導型になりやすく、子世帯ご主人が加わりにくい側面があります。子世帯ご主人の意見も取り入れ、参加しやすい雰囲気を心がけていきたいですね。



娘夫婦同居であれば、気がねも少なくてラクに二世帯ライフが送れると思われがちです。確かに、日々の生活や交流では、トラブルも少なくスムーズにことが運びます。しかし、二世帯住宅はふたつの家族で生活するものです。それぞれの家族が自立しつつ良い関係を築いていくためにも、気配りを忘れないようにしたいものですね。

二世帯住宅の分離志向
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
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