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二世帯住宅で暮らす/上手な二世帯同居のコツ

二世帯生活を上手に送るヒント~その4 二世帯同居は相互不干渉が原則(2ページ目)

二世帯同居を快適にするヒント、今回のキーワードは『相互不干渉』。何故『不干渉』が良いのかについて、入居宅の調査データを元に、解説していきます。

提供:旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
松本 吉彦

執筆者:松本 吉彦

二世帯住宅で暮らすガイド

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生活リズムは崩さないのが原則

同居のストレスに関する調査結果 複数回答・抜粋(単位%)
資料提供:二世帯住宅研究所 実は、各世帯ともに生活リズムは崩さない方が良いのです。右のグラフをご覧下さい。これは「 同居のストレスに関する調査結果」です。息子夫婦同居と娘夫婦同居別に、各世帯が同居相手との関係で、どんなことにどれくらいストレスを感じるかについて聞きました。この結果からも、価値観・ライフスタイル・生活時間が異なることなどが“ストレス”になる場合があるのがお解かり頂けると思います。

例えば、夜遅く帰宅してから、趣味のオーディオを楽しむことがストレス解消になる子世帯ご主人、早起きして庭の手入れを楽しむのが心身ともに健康的だと感じている親世帯ご主人もいるでしょう。それなのに、同居したからと、強引に起床・就寝時間を合わせようとすれば、必ずどちらか一方に無理を強いる結果となり、長続きはしません。このような無理をして相手世帯に合わせるより、両世帯がそれぞれ自分の生活リズムを崩さない方が、二世帯同居は快適なものになるはずです。


別々の核家族と認識する

そのためには、二世帯同居をするときは、お互いがそれぞれの価値観と文化を持つ別個の家族であることを自覚することが大切なのです。二世帯同居と言っても、ひとつの大家族のような暮らし方から、それぞれの世帯がまったく独立した暮らし方まで、いろいろな形がありますが、どのような暮らし方にしても、この考え方を基本とすることをおすすめします。

また二世帯同居をスタートする前に、お互いの生活リズムやライフスタイルを正直に伝え合い、二世帯の違いを十分に理解しておくことが大事です。そして、お互いのライフスタイルやプライバシーを尊重し合い、干渉しない干渉されないという『相互不干渉』を大原則とした協力関係を築くことが、新しい親子同居の出発点なのです。


『相互不干渉』と聞くとちょっとドライな感じがするかもしれません。しかし、せっかく一緒に生活しているのに、日々ストレスが溜まるのでは本末転倒です。2つの家族が一緒に暮らすという意識を持ち、適度な距離感が良い関係を築くのではないでしようか?


【参考記事】
入居宅訪問リポートVol.1【息子夫婦同居】
そばにいて自立、が二世帯のカギ


同居のストレスに関する調査結果
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
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