文章:山口 由紀(All About「二世帯住宅で暮らす 」旧ガイド)
先日、都内に勤務する25才から39才の既婚・未婚含む男女25名(男性14名・女性11名)を対象に、『親との同居』についてアンケートを実施しました。アンケート対象者は二世帯同居をしておらず「もし自分が二世帯同居をするなら?」と仮定し、イメージを回答してもらいました。今回は母数が25名と小規模な調査のため、その結果からおおよその傾向を読み取りながら、若い世代=子世帯が「二世帯同居」についてどういうイメージや考え方をしているのか、まとめてみました。では、ご紹介致します。


同居に対するイメージ、女性は明確・男性は不明確

まず『同居』のイメージについて、息子夫婦同居と娘夫婦同居それぞれに対し「良い~悪い」を5段階で評価してもらいました。以下のグラフがその結果です。

【質問】
 同居に対してどのようなイメージを持っている?
二世帯住宅アンケート
※N=25(男性N=14・女性N=11)

性別に見ていくと...
男性は、同居形態にかかわらず、半数以上が「どちらとも言えない」と回答し、良い・悪いという固定のイメージを強く持っている人が少ないようです。それに対し女性は、息子夫婦同居は「悪い・やや悪い」が50%を超え、娘夫婦同居は「良い・やや良い」合わせて70%を超えるという、歴然とした差がでています。やはり、家庭のあり方に対しては、女性の方が明確な指針があるようです。


同居するなら自分の親より相手の親?

次に、同居するとしたら、「どちらの親が良いか?」について聞いた結果をご紹介します。自分の親と相手の親、それぞれについて、同居したい・したくないを評価してもらいました。

【質問】
 同居するとしたらどちらの親が良い?
二世帯住宅アンケート
※N=25(男性N=14・女性N=11)

男性は、50%の人が自分の親との同居に否定的ですが、逆に、相手の親との同居なら比較的寛容になっています。これはちょっと意外な気がしました。フリーアンサーをみると、「自分の親と妻が揉めるくらいなら、妻の親と同居した方がストレスが少ない」など、最終的に家庭が上手くいくことにウエイトを置いているのが理由のようです。

また、同居相手に関わらず、全体の傾向として、女性より男性の方が「同居したい・してもよい」と回答した人が少なく、同居には消極的だという点も面白い結果ではないでしょうか?『同居』と言えば、嫁姑問題勃発!など、女性同士のトラブルが取りざたされ、同居を嫌がるのは『妻』だと思われていますが、実は同居に消極的なのは『夫』なのかもしれません。男性のフリーアンサーの中に「自分の立場が確保できない」「新しい家族を築きにくい」などの回答が見られることから、一家の主としてのポジションを懸念しているのが感じられ、なるほどと納得しました。

それに対し女性は、娘夫婦同居のイメージが良かった通り、自分の親となら肯定的です。そして、相手の親となると消極的に...女性の方が正直なのか、我がままなのか...。この結果を見ても、やはり息子夫婦同居より娘夫婦同居の方が、何かと上手くいきそうですね。


次は、条件を設定して「同居したいorしたくない」を回答してもらいました。結果を見ると、同居に何を求めているかが見えてきます。では、次ページへどうぞ!