疲労回復法/効果的な疲労回復法

忙しい人必見!心の疲れを感じたときの解消法

仕事の忙しさから「心の疲れ」を自覚したことがある人は多いでしょう。心の疲れを溜めすぎてしまうと、うつ病など心の病気につながることも……。今一度、自分の毎日の生活と心の状態を見直してみましょう! 忙しさやストレスを感じたときの「心の疲れ解消法」をご紹介します。

執筆者:吉鶴 亜紀子

心の疲れは溜まっていませんか?

心の疲れは溜まっていませんか?時には現実逃避の時間も大切です。

心の疲れは溜まっていませんか?時には現実逃避の時間も大切です。

生きていく上で避けて通れないストレス。仕事はやりがいを感じさせるときもあれば、プレッシャーとなって心にのしかかってくることもあります。これまで心の疲れを自覚したことがある人もいるでしょう。自分の毎日の生活を一度見直してみましょう! 忙しさやプレッシャーを感じたときの、「心の疲れ解消法」をご紹介します。

うつ病発症予防にも、心の状態のセルフチェックを

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自覚しにくい心の疲れ。溜め込まないことが大切です
体も疲れますが、同じように心にも疲れが溜まります。「うつ病」や「うつ状態」といった言葉もよく耳にすると思います。うつ病を発症する半年前にはその兆候が出ることがあるとも言われています。時には今の心の状態をチェックしたいものですね。心の疲れには、以下のようなものがあります。

  • 気分が沈んで憂鬱
  • いらいらする
  • 夜、眠れない
  • 朝早くに目が覚める
  • 食欲がわかない
  • 不安が強い
  • 落ち着かない
  • 頭痛や動悸がする

心の出しているサインを無視せずに、ケアしてあげることが大切。もし、上記の症状が毎日2つ以上、長期間続いているようであれば、精神科や心療内科への受診をすることも必要になります。

次に、「自分の生活を見直すポイント」について解説します。

忙しさやストレスを自分で作りだしていませんか?

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心が疲れているときは、明日できることは明日する!
慢性的な忙しさが続いている人は、仕事の仕方や量、時間を再検討してみます。「仕事は忙しいので、早く帰るなんて無理!」と思っている人の中には、過度の責任感や完璧主義があり、絶対に減らせないと思い込んでいる人もいます。もちろん、すごく忙しいときはありますが、自分に以下のような傾向がないかチェックしてみましょう。

  • 頼まれたことは、すべて引き受けている
  • 今日できることは、必ず今日する
  • 仕事はすべてに100%の力を出す
  • 100点取れなければ0点だ
  • 人に任せるのがきらいだ
  • 職場でのコミュニケーションがうまくいっていない

上記項目には仕事をしていく上では評価される心構えも含まれていますが、すべてに全力投球していると忙しい仕事をこなしていくことが大変になります。私自身も、非常に忙しい会社で健康相談を担当していた経験がありますが、忙しくても仕事を楽しくしながら成果を出している人は、上手に手を抜くことができる人だと感じました。自分のできる範囲の上限を現実的に考える力も必要ですよね。項目の最後のコミュニケーション不足は、周囲と自分の求めるものの差を生み出している可能性もあります。最後に「心が疲れたときの疲労回復法」をご紹介します。

忙しさやストレスで心が疲れたときの疲労回復法

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ストレスで肩こりや頭痛などが起こることも
ストレスやプレッシャーは人によって受け取り方が大きく違います。そのときの生活環境、体の調子や家族との人間関係によっても変わってくるでしょう。プレッシャーをバネとする発想法も大切ですが、まず心が疲れているなーと思ったらどのようなことをしたらいいのでしょうか。

早く帰る曜日を作る
毎日終電までだと体が休まらないどころか、心の余裕もなくなります。週1日でも帰れるようなら帰りましょう。

人に任せられるところは任す
忙しい中、すべての責任を負うことは難しい。疲れが溜まっているときは、人に頼むことも必要です。

現実逃避する時間を作る
常に仕事、仕事では、心は休まりません。たまには、漫画を読んだり映画を見たりしてみましょう。この際、なるべく現実離れしていて、思いっきり泣いたり、笑ったりできるものがいいでしょう。現実からいったん離れることで、気分転換をして疲れをとることができます。

癒しの空間を作る
仕事のことを考えずリラックスする場所を探しましょう。例えば、喫茶店に行く、家でお風呂に入ったりハーブティーを飲むでもよし。それをするとリラックスできるという思いも大切。

仕事とは違う余暇を過ごす
仕事でパソコンをずっと見ていて動かない人は、休日は活動的に。逆に仕事で動き回っている人は、受動的に過ごしましょう。出すエネルギーと受け取るエネルギーのバランスも大切です。


疲労解消法についてさらに詳しく知りたい方は、「管理栄養士が解説!疲労回復のための栄養学知識」や「疲労回復に!身体を温める入浴法と運動・食事のコツ」、「医学的に正しくお風呂で疲労回復をするコツ」をご参照下さい。疲労回復のための栄養アドバイスや運動、入浴のポイントについて、各分野の専門家が詳しく解説しています。

また、「4タイプ別!疲労回復に効果的な漢方薬の選び方」では、疲労回復におすすめの漢方を紹介していますので、こちらもよろしければご覧下さい。

忙しいときこそ、自分の心の健康にも目を向けて、疲労を解消してくださいね!
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