文章:山口 由紀(All About「二世帯住宅で暮らす 」旧ガイド)
二世帯住宅経験者20年のアンケートより、同居に対する意識・変わったこと・考えたことなど、3回にわたってお届けしてきましたが、今回は“リフォーム”という物理的な変化について注目したいと思います。

20年間でのリフォーム実施率は、実に88%にものぼります。リフォームの内容・理由などから、二世帯住宅を計画する際に役立つヒントもみえてきました。では、ご報告致します。


リフォーム実施No.1は「内装」

20年間でリフォームを実施された方に、どのようなリフォームを実施したのかをうかがった結果が以下となります。

Q:どのようなリフォームを実施したか?
リフォーム実施の内容
資料提供:二世帯住宅研究所

やはり「内装」のリフォーム実施率が一番高くなっています。次いで「新設備」「水廻り」の交換リフォームが高くなっています。では、どのような理由でリフォームを実施したのでしようか?その理由について調べたのが、次の表となります。

Q:リフォームを実施した理由は何?
リフォーム実施の理由
資料提供:二世帯住宅研究所

リフォーム実施の結果からも分かるように、理由としては「内装を美しくしたかった」が最も高くなっています。クロスや床などは経年変化で汚れや古さが目立ってくるものですから、一番の理由になるのもうなずけます。さらに、世代別で比較すると、特に子世帯60代以上(同居当初40代以上)の世帯で「内装のため」という理由への集中がみられたのも特徴です。

次いで実施率の高かった「設備」関係は、いわゆる不具合・故障などの機能低下、使いにくくなったなど、不調の理由があげられました。設備や機器類は寿命もありますので、20年の間には取替えなどの実施が必要になってくるのは仕方ないことのようです。

その他の特徴としては「家族変化」による理由。人数の増減・健康状態・ライフステージなどは、リフォームと大きく関わりがある様です。また、特に子世帯40代以下(同居当初20代以下)の世帯では、子供の成長がリフォーム実施の大きな要因になっていました。家族の変化が激しい子育て世帯にとって、リフォームは必要なことの様ですね。


次ページでは、共用・専用の違いによって、リフォーム希望にどんな差が出るか?をみてみます。