やる気が出ないのは「気涸れ」状態!?

マンネリを憂うあなたの暮らしに「四季」はありますか?
マンネリを憂うあなたの暮らしに、そもそも「四季」はありますか?
人は生活をマンネリに感じると、日増しに気分が萎え、何を見てもやる気が湧かなくなってしまいます。昔の人は、こうした状態を「気涸れ」(けがれ)と言いました。「気」が枯れて、生命力が衰えた状態のたとえです。

この「気涸れ」の状態を防ぐために、昔の日本では四季の変化にかこつけて、さまざまな行事を行ってきました。

たとえば、「立春」の前日である「節分」には、生命力の象徴である「豆」を捲いて冬の陰の気を払い、春を迎えます。また、春に桜の下でごちそうを囲んでお花見をするのは、山から下りてきた神様をお迎えして春を祝うためです。

生活に「何の変化もない」と思ってしまうのは、私たちの暮らしが自然から離れ、四季の移り変わりに無関心になったことが関係しているのかもしれません。


「二十四節気」を知ってマンネリ予防

「二十四節気」は、日本人が受け継いできたマンネリ打破の知恵
「二十四節気」は、日本人が受け継いできたマンネリ打破の知恵
都会で生活をしている人も、「季節の変化」に目を向ければ、1年の暮らしにバラエティをもたせることができます。

季節の変化に敏感になるためには、まず「二十四節気」に目を通してみましょう。二十四節気とは、1年の太陽の動きを24等分した暦です。

たとえば、1月には「小寒」「大寒」、2月は「立春」「雨水」というように、ひと月に2つの節気があり、四季それぞれに6つの節気があります。太陽の動きと連動しているために、日付は毎年異なりますが、国立天文台では毎年の二十四節気を発表しています。

「あと何日で『立春』だよ。寒さももう少しの我慢だね」
「『春分』を超えるまでは、無理しないでおこう」

このように、何かの行動をする際にも、四季の変化を目安にすることで生活にリズムができます。このように、四季の行事は、日常に変化をもたらし、暮らしを楽しむために伝えられてきた生活の知恵なのです。

「四季の行事」というと、どうしても堅苦しい作法やしきたりばかりが頭に浮かび、面倒に思えてしまうかもしれません。そんなことは後回しにして、まずはマンネリ生活を打破するために、ぜひ四季の変化を楽しんでみましょう。