文章:山口 由紀(All About「二世帯住宅で暮らす 」旧ガイド)
先回『親世帯がラクに暮らせる5つの工夫』と題して、住まいの高齢化対応についてご紹介しました。その第2弾として、水回りの対応をご紹介致します。高齢者対応と言っても、決して大げさな装備ではなく、毎日の生活が便利になるちょっとしたコツです。今回は、空間別にまとめてみました。設備機器を中心にご紹介していきますので、新築だけでなく、リフォームなどでも対応可能です。ぜひ家づくりのヒントにしてみて下さい。
キッチン~火の安全対策と疲れない工夫を
食事の支度で毎日使うキッチン設備。より快適で安全に使えるようにしたいものです。特に火や熱さに対する安全性を高める工夫は有効です。火を使わない調理機器として最近注目のIHクッキングヒーター |
キッチンに椅子を置けるスペースがあると作業もラクになります |
浴室~事故防止のため細心の注意を
浴室の安全性をよく検討しましょう |
また、浴室は最も無防備になる場所です。しかし、タイル・蛇口・鏡など、危険なものも多々ありますので、できるだけ転びにくい床材を選びましょう。また、万が一転んでしまった場合でも大事に至らないよう、角が丸いデザインを選んだり、出入り口のドアは割れにくい樹脂製のドアにしたりなど配慮が必要です。
インターホン付きリモコンなら万が一の時も安心です |
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