心が疲れているとネガティブに? 否定的で極端な発想をしやすくなる理由

頬杖をつく女性

「自分で自分を追い込んでいるのかも…」そう感じた時には、ストレスがたまって自分の発想が否定的で極端なものになっていないか、振り返ってみましょう

あなたは、日常的にストレスが多いと感じていますか? 少ないと感じていますか? 同じ状況においても、その時々に受けるストレスを大きく感じる人もいれば、さほど感じない人もいます。この違いには、その人の性格や感受性の違いだけでなく、心の健康状態も影響しています。

たとえば、もともとは物事を深刻に捉えず大らかな人でも、毎日のように残業が続いていたり、睡眠不足で余裕がなくなっていたり、周りに自分の負担を理解してくれる人がいなかったりという状況に置かれると、心は疲弊してしまいます。

このような状態では冷静さを失って焦りを感じたり、自信をなくしたり、自責の念が募ってしまったりするものです。具体的にどんな考え方の傾向が出てくるのかを、以下でいくつか挙げてみましょう。
  • 自己評価が低くなる
  • 他人に対して苛立ちや不満を感じる
  • 否定的、悲観的な表現が多くなる
  • 「これができなければ負け」というように○×思考が強くなる
  • 「~ねばならない」といった義務の言葉が増える
 

できそうなことから、ストレスを小さくする心がけを取り入れる

ストレスの少ない人の努力とは?
小さな心がけを重ねていくと、ストレスを軽くすることができる
このような発想のままで生活をしていると、その発想がさらなるストレスを招き、自分自身をさらに疲弊させてしまいます。では、こうした発想から脱するためには、何をすればよいのでしょう?

憂うつな気分が続いて疲れがまったく取れない場合や、よく眠れない、食欲が減ったなどの具体的な変化が生じている場合は、うつ病などの心の病気の可能性も考え、精神科医を受診することなども大切です。

そこまでの症状ではなく、自分自身の意識で状況を変えられそうな場合には、まずはゆっくりと休養をとって心身を休ませることが第一。しっかり休んで気持ちが楽になってきたら、たとえば次のような行動の中からできそうなことを実践してみるとよいでしょう。
  • 物事に優先順位をつけ、たくさんのことに同時に手を出さないようにする
  • 日常の中にゆっくり休める場所、一人になれる場所をつくる
  • ありのままの自分を認めて、しっかりといたわる
  • 家族や友人、パートナーなどの大切な人との時間を大切にする
  • 心から楽しめる「好きなこと」をする
  • わずらわしい人間関係からは、適度に距離をとる

悪天候を避けられないように、生きているかぎりストレスから100%逃れることはできません。だからこそ日々のストレスを軽くする小さな心がけを続けていくことが、人生や生活にとても役に立ちます

日々の小さなストレスに振り回されなくなれば、自分にとって有意義に感じられることにエネルギーを費やすことができます。すると、人生の豊かさを感じ、生きることが楽しく感じられるようになっていくでしょう。「幸、不幸は胸三寸が決める」と言われます。つまり、心がけ次第で人生をストレスの多いものにも、少ないものにもすることができるのです。
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