夫婦一緒にすることはNo.1は、子世帯との交流
退職後は、ますます「夫婦ふたりで過ごす時間」が増えるということで、現在二世帯同居しているご主人・約250人の方々に、ご夫婦で一緒に何をしているか?についてお伺いしました。Q:ご夫婦で一緒になさるのはどんなことですか? (ご主人の回答) |
資料提供:二世帯住宅研究所 ※グラフをクリックすると大きく表示されます |
全般的に見て夫婦一緒の行動が多かったのは、「同居の子世帯とのだんらん・独立した息子・娘との交流」など、子供や親戚との交流となりました。次いで、「デパートでの買い物・外食」などの二人での外出がこれに続いています。
同居タイプ別に比較すると、べったり派より二世帯派の方が、たくさんの項目で夫婦一緒の行動が目立ちました。やはり、子世帯との距離があるほど、夫婦二人での時間も増え、一緒に行動するようになるのでしょう。
自由時間の過ごし方
~ご主人は多趣味、奥様は家事が最優先
では、それぞれの自由時間は、どのように過ごされているのでしょうか?こちらも、現在二世帯同居している約250組の親世帯からの回答から、結果をご紹介します。Q:自由時間にはどんなことをしてお過ごしですか? (複数回答) |
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結果のとおり、自由時間の過ごし方は実に多岐にわたっており、シルバー世代の多彩な趣味を垣間見ることができました。ご主人のベスト3は「園芸・読書・休息」、奥様のベスト3は「片づけ・休息・園芸」となりました。
ご主人は、総じて活動的な様子が伺える一方、奥様は、とりあえず身辺をテキパキと片づけ、花や緑の世話をして、ほっと一息つくというのが自由時間の過ごし方のようです。やはり、女性は家に居ると、ついつい家事に目がいってしまうのでしょうか。
以上、親世帯の生活について見てきましたが、いかがでしたでしょうか?今の親世帯は、随分と多彩な趣味を持っているものです。そして、退職後はさらに多くなった自由時間を、満喫している様子が伺えます。
もし、今この記事を読んでいらっしゃる方で、趣味や楽しみたい事をすぐに思いつかない方は、「退職したらやりたいこと」をイメージすることから始めてみるのはいかがでしょうか?また、ご夫婦それぞれの性格を見極めて、是非、二人で有意義な時間を過ごし、第二の人生を楽しいものにして欲しいと思います。
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