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二世帯住宅で暮らす/【実例】二世帯住宅の間取り・プランニング

問題点は何?失敗事例に学ぶ二世帯同居の鍵(3ページ目)

二世帯同居をスタートしたのですが、最終的に別居...という結論になってしまった実例をご紹介。はたして、どのようなことが失敗の原因となったのでしょうか。

提供:旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
松本 吉彦

執筆者:松本 吉彦

二世帯住宅で暮らすガイド

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二世帯同居を検討するなら、経験者の声を聞くのが一番!

手下邸イメージ
子世帯には夫婦でキッチンに立つのがあたりまえでも、親世帯から見れば理解できないことも...世代による価値観の差はあるものです。
しかし、原因は決して建物の問題点だけではありません。Aさん曰く「やはり大きな問題は、価値観の違いだったかもしれない。」生活時間帯の差はもちろん、家事のやり方、男女の役割分担の考え方など、様々なシーンで食い違いがあり、それを埋めることが難しかったということです。そんなAさんに、これから二世帯同居を検討する方へのアドバイスをお聞きしました。

■経験談にもっと耳を傾けるべきだった
一番の後悔が、事前に同居のノウハウ情報を集めなかったこと。世の中で嫁姑問題と言われていても、所詮他人事としか感じていなかったのだが、実際に同居してみると、嫁姑だけでなく、自分と親との間にも生活スタイルの差があるなど、本当に予想外のことが多く、これだけは経験してみないと解らないと実感。だからこそ、これから同居を始めようと考えている方々には、ノウハウを調べるなど事前にいろいろ情報を収集して欲しいと思う。

■できるだけ独立性を高く
生活リズムだけでなく、価値観に大きな差があると、同居は難しいもの。しかし世代が異なれば、違いがあるのは当然。そして、生活の基本である家の中で、その違いをがまんするのは、お互いストレスになるだけ。多少無理をしてでも、できる限り生活を分けられる部分は分けた方がよいと実感している。

■二世帯住宅は、敷地から計画を
完全独立二世帯住宅を計画するとなると、敷地条件などが大きく影響すると思う。計画段階で、無理なく二世帯住宅ができるか否かは、シビアな判断が必要。予算がないから...敷地が狭いから...と妥協してしまうと、良い結果は得られないことにつながる。敷地の条件が悪いなら、土地から買い替えることも検討するなど、柔軟な対応が必要と実感している。

以上が、Aさんからのアドバイスです。確かに「自分には関係ないだろう」とか「敷地や予算の制約があるんだから仕方ない」と思ってしまいがちです。しかし、それをもう一度よく考え直して、慎重に事を進めることが大切なようです。
 


今回は、Aさんから貴重な経験をお伺いすることができました。せっかく期待と共にスタートした同居も、このような結果になってしまうのは残念なことです。夫婦も元々は他人から出発する家族です。年月を掛けて、理解し合い譲り合い、関係を作り上げていくものです。同居は、さらに親世帯が加わることで、人間関係は複雑になるのは当然なのです。お互いのストレスを最小限にし、快適に暮らすためにも、同居のノウハウは必要ということが、実感として伝わってくるのではないでしょうか。

二世帯住宅研究所では、同居が上手くいくための二世帯住宅のプランニングだけでなく、生活のコツなど、ソフト面のノウハウもたくさん持っています。同居を検討する際は、ぜひ一度立ち寄ってみてください。


【参考サイト】
二世帯住宅研究所

【参考記事】
間取りで変わる二世帯住宅の家事分担!
狭小二世帯を快適にするコツ
3階建て二世帯の意外なメリット
二世帯同居に「3つのゾーン」
同居の相手で異なる良い間取り

【参考資料】
二世帯住宅 詳しい資料はこちら

 
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