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二世帯住宅で暮らす/二世帯同居のメリット・デメリット

二世帯住宅は、侵入犯に狙われにくい!(2ページ目)

侵入被害に関する調査で、二世帯住宅の被害が少ないことが解りました。その調査結果をご紹介します。

提供:旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
松本 吉彦

執筆者:松本 吉彦

二世帯住宅で暮らすガイド

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単世帯より狙われにくい“二世帯住宅”

調査の対象となる住宅を、2階建て・3階建てに分け、さらに単世帯1階リビング・2.3階リビング・二世帯玄関1つ・二世帯玄関2つ、のように居住形態別に被害件数を分析した結果をご紹介しましょう。

調査対象となった住宅は、単世帯1階リビングタイプが圧倒的に多いため、棟数ではなく、2階建て単世帯1階リビングを【1.00】として、各タイプ別に被害を受けた率を指数で比べています。以下の表中の黄色のマーカー部分をご覧下さい。

■単世帯住宅・二世帯住宅・賃貸併用住宅の
被害確率指数
単世帯住宅・二世帯住宅・賃貸併用住宅の被害確率指数
資料提供:ロングライフ住宅研究所調
※表をクリックすると大きくなります
上記の表から、単世帯の場合のリビング階による差は少ないようですが、2階建て二世帯住宅・2階建て賃貸併用住宅など、複数の世帯が集住している方が、被害が少なくなっているのがお解りいただけるかと思います。このような傾向が生まれる理由としては、

  • 二世帯住宅の場合、両世帯共留守の状態が少ない。
    (特に親世帯の在宅率が高い)
  • 少数の世帯が集住している場合、見守り合っているイメージが強い。
  • 二世帯住宅は、インターホンや表札が2つになる等複雑であり、侵入盗にとって留守確認や侵入後の段取りを予測しづらい。
ということが考えられます。この結果から「複数の世帯が集まって住むことにより、防犯性を向上させていく可能性がある」と言えそうです。また、3階建ての場合は、単世帯・二世帯共に2階建てより被害確率指数は低くなっていました。これは、

  • 3階建ては床面積が大きいため、家族人数が多く、留守であることが少ないイメージがある。
  • 3階建ては間取りが複雑で、侵入して短時間のうちに盗むのが困難に見える。
などが理由として考えられます。しかし、賃貸併用の場合は逆に2階建てより高くなる傾向があります。これは、賃貸の場合外階段などにより、上下の分離度が強調され、見守り合いのイメージが薄れるのではないかと推測されます。複数世帯が住む場合は、お互いに見守りあうような関係を創りだすことで、防犯の可能性が高まるのではないでしょうか。二世帯住宅計画の際は、是非この点も考慮してみることを、おすすめします。


以上のような調査により、二世帯住宅は単世帯と比較すると防犯性が高い、ということがお解りいただけたと思います。これも、二世帯住宅の大きなメリットと言えるのではないでしょうか。





※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
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