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二世帯住宅で暮らす/二世帯同居への声・意見

「同居したいorしたくない」子世代の本音(2ページ目)

今回は、まだ同居をしていない20代・30代の子世代に「同居」についてヒヤリングしてみました。ぜひ、生の声をお聞き下さい。

提供:旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
松本 吉彦

執筆者:松本 吉彦

二世帯住宅で暮らすガイド

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デメリットは...価値観の差・気遣い・干渉

同居にマイナスイメージを抱いているのは、何かをデメリットと感じているからです。では、どんな点をデメリットと感じているのか、具体的に聞いていきましたので、ご紹介致します。

<生活スタイル・価値観の相違>
  • 自分の家族の文化を築き上げにくい。
  • 生活観、教育について等々、世代間の考え方の違いによる意見の食い違い。その結果気を使うこと。
  • 生活する時間帯の違いや空間の使用方法のすりあわせなどで起きる、お互いの精神的なストレス。
  • 生活観の違いや行動の制限。
  • 生活の時間が違うのでリズムが乱される。

この「生活スタイルや価値観の相違」は、男性の方から声が多くでていたのが面白い傾向と感じました。やはり男性は、一家の主として、自分の文化や価値感で家庭を築いて行きたいと思うようです。また、価値観が異なることは、次にご紹介する「気遣い」にもつながって行く様です。

<気遣い>
  • 何かと遠慮をしなければならない。
  • ケンカをする時も大声を出せないのでは?
  • 家をきれいにしてなきゃならない
  • だらしないと思われたらどうしようと心配。
  • のんびりできない。
  • 自分の時間を持ちにくくなる。
  • 自分の家、という感覚が得られず、休まらない。
  • 他人との共同生活に対する、気遣いの面倒さ
  • 人間関係がめんどくさそう。精神的に辛そう
  • 夫婦のどちらか一方に精神的な負担がかかる。
  • お互い気疲れしそうな気がする。

以上のように、親世帯に気を遣うことで、遠慮をしなくてはならなかったり、気を緩められないことを、ツライと感じているようです。こちらは、女性からの声が多くあがりました。また、回答の中には「ケンカをしていれば当然疲れるし、うまくいっていても、そのままうまく行かせようとするためのストレスがかかりそうな気が。。。」という声もあり、どちらに転んでも「気遣い」から開放されないことが、最大のデメリットと思う要因のようです。そして「干渉」についても懸念している声がたくさんあがりました。

<干渉>
  • 生活習慣に口を出される。
  • いちいち口出しされる。
  • 古い感覚を押し付けられたり干渉される。
  • 家事、子育て、仕事etcに口出しされる。
  • 互いに干渉せざるを得なくなってしまう。

以上の声から「自分の思い通りに出来ないことが、一番のストレス」と感じていることが伺えます。やはり、核家族で育ってきた人が多い20代・30代子世帯にとって、他人に合わせながら暮らすことが、一番のハードルと感じるのでしょう。また、干渉されることがイヤなだけでなく、その結果「良くも悪くも関係が変わってしまいそう」という点を心配している声もありました。

この他に「一人あたりのスペースが狭くなる」「いわゆる「田舎」がなくなってしまう」など、男性からは物理的なことをあげる声もありました。いろいろな意見があるものですね。


次は、メリットについてです。引き続きどうぞ!

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