娘夫婦同居ならではのイイ関係 気候の良い季節は、屋上での宴会も頻繁に!最高のコミュニケーションの場となっているようです。 続いて、現在の暮らしぶりについてお話をお聞きしました。まずは、食事について。朝は、両世帯4人で一緒に食事をし、子世帯・奥様は出社。子世帯・ご主人は在宅でお仕事のため、昼食は、親世帯・ご両親と一緒に3人で食べるとのこと。そして夕飯は、各世帯別々というのが、いつものパターン。しかし、必ずコレと決めているのではなく、気が向けばお惣菜を持ち寄ってお酒を飲んだり、屋上で宴会をしたりと、両世帯で楽しんでいるそうです。 食事以外の家事は、基本的に別々なのですが「時々、気がつくと子世帯の洗濯物が混じってることもあるわよねぇ~」と、親世帯・奥様は笑いながら言います。子世帯・奥様である娘さんは、現在フルタイムで働いているため、家事については、親世帯に頼る部分がある様です。それも、娘夫婦同居ならではの関係と言えるでしょう。 「でもね、娘夫婦同居だからと言って、気楽なだけじゃないですよ」と、親世帯・奥様。帰宅時間が遅いのが解ったり、生活ぶりが見えるので、かえって気になることも多いそうです。確かに、近くに居るからこその心配もあるものかもしれません。いつまでたっても、親にとって子どもは子どもなんでしょうね。 そんな娘に対し、小言は言わないようにしていると、親世帯・奥様が言うと、すかざず子世帯・ご主人が「いやぁ~彼女は、結構言われていると感じてますよぉ~」と発言。「えぇぇ~~そうかしら??」と驚く親世帯・奥様に、親世帯・ご主人も「気がついてないのかぁ(笑)」とひと言。こんなやり取りがポンポンと続き、とても自然な関係を垣間見ることができました。 ちなみに生活費は、子世帯が光熱費をすべて出して、食費を親世帯に入れている形でした。電気・ガス・水道など、光熱費のメーターは、世帯別にすると基本料金が2つかかるので、敢えて分けずに一緒にしたとのこと。確かに、無駄な料金を節約できる方法のひとつと言えます。この点も、計画段階でどのような形にするか、きちんと考えておくと良いですね。 比較的、日々の生活では密着度の高いご家族ですが、旅行や週末のレジャーなどは、別々に行くことも多いとか。このような、付かず離れずの「程よい距離感」を保っていられるのが、快適同居の秘訣なのかもしれませんね。 次ページでは、これから二世帯同居を検討される方へのアドバイスです! 更新日:2007年06月25日前のページへ123次のページへ