同居スタイル別にみる満足度は「大変満足」「ほぼ満足」
実際に二世帯同居をされている方々の建物分離度を調査しますと、夕食が独立か融合かによって、選ばれる建物分離度の分布は大きく異なっています。やはり、夕食独立の場合は、独立二世帯や共用二世帯が多く、夕食融合の場合は融合二世帯または単世帯が多い傾向がみられました。■夕食独立者・融合者の建物分離度 |
資料提供:二世帯住宅研究所 ※グラフをクリックすると大きく表示されます |
続いて、現状の建物分離度別にみた、同居満足度の結果を合わせてご紹介します。
■現状の建物分離度別・同居満足度 |
資料提供:二世帯住宅研究所 ※グラフをクリックすると大きく表示されます |
以上の様に、大半が「大変満足」「ほぼ満足」という結果でした。しかし、細かく見ていくと「大変満足」は外部行来型独立二世帯に多くなっています。夕食独立では、世帯間のプライバシーが守られ、それぞれの生活リズムを保てることが、満足度につながると考えられます。一方、夕食融合では、サブキッチンのある融合二世帯の満足度が高くなっています。各世帯が自立して生活できる部分を設けたことが高い評価を得ていると考えられます。
それでは、もう一歩踏み込んで、それぞれの建物分離度を選択した居住者が『現在もし可能ならどのような分離度を希望しているか』についてみてみましょう。次ページでご紹介します。