「浴室2つ」の満足度はやはり高い!
二世帯住宅居住者の現状と希望の差で最も多く上がると言っても過言でないのが「浴室は別々が良かった」との声です。しかし、スペースや予算の関係でひとつになりがちなのも「浴室」という現状があります。このような場合、解決策として良く設置されるのが「シャワー室」です。では、建物分離度別の『浴室やシャワーの設置状況』をみてください。■浴室・シャワーの設置状況 |
資料提供:二世帯住宅研究所 ※グラフをクリックすると大きく表示されます |
では、それぞれの満足度についてご覧下さい。
■浴室のタイプ別、同居生活の満足度 |
資料提供:二世帯住宅研究所 ※グラフをクリックすると大きく表示されます |
- 浴室を別にしておけば、いつでも好きな時にお風呂に入れたと思う
(5人家族) - キッチンは別々にして良かったが、浴室も2つ欲しかった(6人家族)
- 2階にシャワーを設置しておけばよかった(5人家族)
このような要望をかかれた方は、家族人数が5~6人と比較的多く、大人数の場合の入浴時間の調整が難しいことをうかがわせます。やはり、同居人数が多い場合、浴室がひとつだと、物理的に入浴が思うようにできないことにつながりますので、同居スタイルにかかわらず、同居する家族の人数をベースに、入浴がスムーズに行えるか否か良く検討し、浴室の数やシャワーの併設などを心がけると良いでしょう。
今回の調査から、入浴だけでなく洗濯についても、分離度が高いことが望まれていることが分かりました。水回り設備と言うと、キッチンは?浴室は?と、ついつい大きな設備に目が向きがちですが、洗濯機スペースも快適な同居生活が送れるか否かの大きな鍵を握っているようです。
洗濯機の設置には、給排水工事や電気工事を伴うため、後から追加設置することが難しいもののひとつです。暮らし始めてから2台に増やしたい時のためにも、ぜひ洗濯機スペースの準備を検討してみて下さい。