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二世帯住宅で暮らす/【実例】二世帯住宅の間取り・プランニング

独立二世帯住宅、コンパクトでも実現できる間取りとは

建坪40坪という厳しい条件の中、コンパクトながら完全独立の二世帯住宅を実現した、フレキシブルな空間使いをご紹介します。

提供:旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
松本 吉彦

執筆者:松本 吉彦

二世帯住宅で暮らすガイド

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コンパクト完全独立二世帯
建坪40坪という厳しい条件の中、コンパクトながら完全独立の二世帯住宅を実現している実例をご紹介します。
今回は、二世帯住宅の興味深い実例をひとつご紹介します。建坪40坪という厳しい条件の中、コンパクトながら完全独立の二世帯住宅を実現。その鍵を握るのは、フレキシブルな空間設計でした。現在の要望はもちろん、将来対応までしっかり計画された実例です。では、そのコンセプトから具体的なプラン、そして将来対応までご覧下さい。


厳しい条件から生まれた「フレキシブル空間」の発想

家族構成+要望
家族構成+要望
資料提供:神奈川デザインオフィス
この二世帯住宅は、子世帯の結婚を機に検討を開始。親世帯の土地に建て替えるという計画でした。家族構成は、親世帯ご夫婦+息子夫婦の計4人。日常を分離できる完全分離を希望していました。しかし、敷地約40坪で100%の容積率という条件は、やや厳しいのが現実です。

一般的に住まいを設計する場合、夫婦2人で20坪の広さが欲しいものです。今回の場合、親世帯、子世帯共夫婦2人ですから、合計40坪あれば計画できるのですが、子世帯の家族がやがて増えていくことを想定すれば、その分余計にスペースが欲しくなります。しかし、1階が親世帯、2階が子世帯の総2階という構成では子世帯のスペースだけ大きくする訳にはいきません。また、親世帯は今まで大きい家に住み、子世帯は狭い家に住んでいたため、心情的に最初から親世帯を小さくするのは抵抗もありました。このような条件のなか、どのようにして将来対応まで踏まえた完全独立の二世帯住宅を計画するかが、今回の課題となりました。

この課題を解決するに考えた基本方針は『フレキシブルに空間を活用すること』でした。まずは、限られたスペースでも、広々とした空間となるプランニングの工夫が必要となります。しかし、現在の生活状況にマッチしているだけでは、良い設計とは言えません。将来の変化にも対応してこそ、本当の意味での良い設計となります。そこで、現在・将来と、流動的な家族の変化を想定しながら、時間軸で世帯間のスペース配分を変える工夫を検討しました。その時のイメージ図が以下となります。
二世帯住宅将来イメージ
資料提供:神奈川デザインオフィス

では、どのように具現化したのか、実際のプランを見てみましょう。


次ページでは、平面図でプランニングのポイントをご紹介します。


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