それって本当?勘違い?
二世帯同居の防犯性についての作品がいくつかありました。 遅くまで 仕事をしても 安心感 防犯を 確認し合う 上と下 二世帯を 侵入犯は 毛嫌いし |
二世帯住宅は本当に泥棒に狙われにくいのか?被害修理の件数を調べてみたことがあります。その結果は、二世帯住宅の被害リスクは単世帯住宅の約半分でした。どちらかの世帯に人がいて、留守になることが少ないことに加えて、玄関が2つあることで見守りあうイメージがあること、間取りが複雑になり短時間で盗もうとしても予測がしづらいことが理由として考えられます。
資料提供:二世帯住宅研究所 |
次は、経済的なメリットをうたったものです。
二世帯の 知恵が活きてる 生活費 一世帯 基本料金分が浮く |
生活を二世帯分まとめれば、生活費が浮く部分は確かにあるようです。調理や買い物も1回で済みますし、車も1台減らせるかもしれません。ただし、2番目の句のように、二世帯は光熱費の基本料金分が浮くと思っている方が多いのですが、実はそうでもありません。省エネ促進の観点からか、光熱費については使わなくても払う固定部分の割合が少なく、多く使うほど単価が高くなるようなシステムになっています。二世帯分まとめると、「光熱費をたくさん使っている家」になるので、割高になるケースもあるのです。本当は贅沢で浪費しているわけではなく、家族人数が多いだけなのですから優遇して欲しいのですが。
資料提供:二世帯住宅研究所 |
初夢は 一富士二世帯 三億円 |
気持ちはわかりますが、3億円もあったら、二世帯住宅を建ててもかなりお釣りが来るような気がします。建築費は固定費部分が多く、大きい家の方が割安になります。独立二世帯住宅は設備を2セット付けますので、その分は安くならないのですが、2棟に分けて建てるケースよりも建築費は安くなるでしょう。
おい、息子! 棲むなら自身の親とだろ。 |
と言う前に、二世帯同居を考えてみませんか。
いかがでしたでしょうか?親世帯にも子世帯にもいろいろ感じることがあり、それを全て口に出して言える訳ではありません。ここで紹介した川柳には、そういう部分も含めて率直な気持ちが表現されていて、とても面白いと感じました。
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