ゾーニング~親世帯・共有・子世帯の動線に配慮
まずは、各スペースの配置「ゾーニング」の考え方を説明させて頂きます。共用スペース・親世帯スペース・子世帯スペースに色分けをした、以下の平面図をご覧ください。1階・平面図 |
2階・平面図 |
R階・平面図 |
リビングにある吹抜けには子供部屋の室内窓が面し、気配が伝わるようになっています。 |
次に、外部スペースの計画です。1階リビングの前の芝は、子世帯の御主人が自ら張られたもので、お父様と共通の趣味であるゴルフ練習のスペースになっています。また、アウトドアの好きなお父様のために2階を通らず屋上へ出られるよう、エレベータを計画。上下移動の負担を減らしています。屋上は花火を見ることができ、BBQやプール遊びなど、お父様とお孫さんとの交流スペースとして活用する予定です。また、1階庭と屋上が共用スペースとなるため、2階に子世帯専用のアウトドアスペースとして、大きめのベランダを確保しました。これは、子世帯・奥様が友達などを気兼ねなく招くことができる空間にもなり得ます。息子夫婦同居の場合、子世帯・奥様への配慮も忘れてはならないポイントのひとつです。
以上のように、親世帯・子世帯・共用スペースのつながりに配慮しなから、各世帯のプライバシーを確保することで、程よい自立性が保てる「融合二世帯住宅」になりました