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二世帯住宅で暮らす/【実例】二世帯住宅の間取り・プランニング

フレキシブルに変化する“融合二世帯”(2ページ目)

設計者に聞く二世帯住宅実例・第3弾。様々な将来変化に対応できるように配慮した設計となっている「融合二世帯住宅」の好例です。

提供:旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
松本 吉彦

執筆者:松本 吉彦

二世帯住宅で暮らすガイド

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ゾーニング~親世帯・共有・子世帯の動線に配慮

まずは、各スペースの配置「ゾーニング」の考え方を説明させて頂きます。共用スペース・親世帯スペース・子世帯スペースに色分けをした、以下の平面図をご覧ください。
実例1階
1階・平面図
実例2階
2階・平面図
実例R階
R階・平面図

二世帯住宅実例
リビングにある吹抜けには子供部屋の室内窓が面し、気配が伝わるようになっています。
室内の色分けに注目して下さい。プラン全体の構成では、1階に共用スペースとなるLDKを配置。お父様専用の空間は、お互いに気配を感じられるよう、LDKの奥にスペースを確保。そして、2階は子世帯専用の空間としました。玄関は共用ですが、お父様専用の空間へはリビングダイニングを通らずに行けるように廊下が確保され、子世帯専用の空間へは玄関寄りに階段を設けることで、気がねせず2階へ行けるように計画。各世帯の独立性を高めた動線計画がなされています。しかしリビングにある吹抜けには子供部屋の室内窓が面しており、気配が伝わるように考えられています。

次に、外部スペースの計画です。1階リビングの前の芝は、子世帯の御主人が自ら張られたもので、お父様と共通の趣味であるゴルフ練習のスペースになっています。また、アウトドアの好きなお父様のために2階を通らず屋上へ出られるよう、エレベータを計画。上下移動の負担を減らしています。屋上は花火を見ることができ、BBQやプール遊びなど、お父様とお孫さんとの交流スペースとして活用する予定です。また、1階庭と屋上が共用スペースとなるため、2階に子世帯専用のアウトドアスペースとして、大きめのベランダを確保しました。これは、子世帯・奥様が友達などを気兼ねなく招くことができる空間にもなり得ます。息子夫婦同居の場合、子世帯・奥様への配慮も忘れてはならないポイントのひとつです。

以上のように、親世帯・子世帯・共用スペースのつながりに配慮しなから、各世帯のプライバシーを確保することで、程よい自立性が保てる「融合二世帯住宅」になりました





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