女性は麻疹の検査を!

さらに麻疹は、女性にとって深刻な病気です。もし、麻疹の免疫力がない女性が妊娠中に麻疹に感染した場合はどうなるのでしょうか? 胎児には大きな影響はないとされていますが、妊娠中の麻疹は流産や早産の可能性を高くする事が報告されています。

妊娠した女性は定期検診で病院を受診することになります。すでにお子さんがいる他の妊婦の方は子連れで受診しています。麻疹の発疹が明らかならば子連れでは受診は控えるでしょうが、多少子供が発熱していても定期検診なので受診する可能性があります。定期検診で受診することが麻疹に感染する機会を高めてしまう可能性があります。

出産を希望する女性の方は麻疹に対する抗体価(正確にはIgG抗体)を測定する事を薦めます。同時に、風疹に対する抗体価とおたふく風邪に対する抗体価も測定しましょう。測定結果が陰性あるいは抗体価が低い時は医師と相談して下さい。


健康管理が結局大切!

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不織布マスクは花粉症だけでなく、麻疹予防にも有効!
男性の場合は積極的に麻疹の抗体価を測定すべきかについては統一意見がありません。ただし、医療関係に進む方は測定すべきです。測定する時は、麻疹、風疹、おたふく風邪の3つの抗体価(IgG抗体)を測定しましょう。

麻疹の免疫は終世免疫(=一度かかれば、一生大丈夫)と、昔は思われていました。免疫記憶細胞の推定寿命からすると、これは間違い。麻疹が「終世免疫」になるのは、一度感染した後に免疫記憶がある状態で、再び症状が強く出ない状態で感染し、免疫記憶がしっかりと更新された場合のみです。

この免疫記憶の更新機会がどの程度あるかは、現在の日本では不明です。強い空気感染力と、終生免疫にならないという特徴からも、麻疹の感染を防ぐのは難しいことだと分かると思います。

すぐにできる事は日ごろの健康管理という事になります。夜更かし、寝不足状態、食事の摂取が不規則、などが続く時は、できるだけ人ごみは避けましょう。花粉症の方でマスクの装着に慣れている方は、花粉症の時期以外でも、人ごみに行く時はマスクをすれば、感染の機会を減らす事が可能です。


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